4月26日からTBS系でスタートする日曜劇場『天皇の料理番』(毎週日曜 21:00~21:54 ※初回は2時間スペシャル)の制作発表記者会見が20日、都内で行われ、主演の佐藤健をはじめ、黒木華、鈴木亮平、桐谷健太、柄本佑、高岡早紀、佐藤蛾次郎、芦名星、武田鉄矢、加藤雅也、美保純、杉本哲太、郷ひろみ、小林薫が出席した。
TBSテレビ60周年特別企画として制作された同ドラマは、大正・昭和時代の宮内省厨司長を務めた秋山徳蔵氏の人生を描いた直木賞作家・杉森久英原作の同名小説をドラマ化。田舎の少年が、一口のカツレツをきっかけに料理というものに夢を見て、ついには天皇の料理番を勤め上げるまでに成長する主人公・秋山篤蔵(佐藤健)と彼を支え続けた家族や師、仲間たちの姿を描く。
主人公の秋山篤蔵役を演じる佐藤は「このドラマの一番の見どころは、一人の男がガムシャラに夢を追い続けた姿ではなく、ここにいらっしゃる魅力的な登場人物の皆さんがそれぞれの思いでその男(篤蔵)を支えて優しく愛してくれたその愛の形だと思います」と共演者に感謝しながら「僕自身、皆さんに支えていただき、日々幸せを感じながら撮影をさせていただいております。夢は一人では叶わないし、夢は一日でも叶わないと感じていただければ幸いです」とアピール。その佐藤扮する篤蔵を支える妻・俊子役の黒木華は「篤蔵さんの夢を支える控えめながらも芯の強い女性を演じています。篤蔵さんを支える愛と言いましょうか、少しでも篤蔵さんの夢を叶えるために役立つ、そういう愛を持っています」と役柄を説明した。
様々な愛が描かれている同ドラマにからめ、役柄での愛と個人的な愛の質問が飛ぶと、佐藤が「僕の役は料理に対する愛情が本当にあるので料理ですね。個人的の愛は思いつかないです(笑)」と思わず苦笑い。また、教授・桐塚尚吾役の武田鉄矢は「福井出身の漢字博士、白川静博士によりますと、『愛という字はとても気になる人を人が振り返っているその姿が愛という文字』となっております。人という字は支えあっておりません!ある番組で知ったかぶりをして黒板にその手の文字を書いたバカな中学教師に対し、漢字博士は『人という字は人が立って歩く横の姿がそのまま甲骨文字になったのであります』とおっしゃってます」とかつて演じた金八先生でのシーンを反省して会場を笑わせた。