トリップアドバイザーはこのほど、外国人観光客数の多い世界48都市におけるホテルを対象とした「旅行者物価指数(トリップインデックス)世界のホテルステイ 2015」を発表した。調査期間は2月5日~3月11日。
同調査は、各都市の4つ星クラスのホテルにおいて、一般的な有料ルームサービスの料金を調査し、その平均費用と宿泊費の合計を比較したもの。比較対象は、客室内のミニバーにあるボトルのミネラルウォーター、ウォッカのミニボトル、缶コーラ、ピーナッツ、ルームサービスのクラブサンドイッチ、ワイシャツのドライクリーニングサービスの6項目。該当するメニューやサービスがない場合、それに類するメニュー・サービスで算出した。
ホテルステイの料金が最も安い観光都市は、ブルガリアのソフィアとなった。同サイトからソフィアのホテルを宿泊予約し、実際に上記6項目のルームサービスを利用すると、合計金額は平均で1万1,700円になるという。この金額は、最も高額であるアメリカ・ニューヨーク(5万1,045円)の4分の1以下となっている。
また、ヨーロッパについては、安い都市トップ10に6つの都市(ソフィア、キエフ、ワルシャワ、ブタペスト、プラハ、モスクワ)がランクインする一方で、高い都市のトップ10にも6都市(チューリッヒ、ロンドン、パリ、オスロ、ストックホルム、コペンハーゲン)が選出されている。
日本の東京は、高額な都市6位となった。東京のルームサービス平均価格はクラブサンドイッチ2,598円、水が1本513円、ウォッカのミニボトル917円、コーラ1缶412円、ピーナッツ1袋509円、ワイシャツ1枚のクリーニング代865円で合計5,814円。平均宿泊料が2万8,116円で、アジアで最も高額であることがわかった。