女優の長谷川京子が、4月11日に放送されるフジテレビ系のオムニバスドラマ『世にも奇妙な物語 25周年スペシャル・春~人気マンガ家競演編~』(21:00~23:10)の「蟲(むし)たちの家」に出演することが2日、明らかになった。

ドラマ『世にも奇妙な物語』に出演する長谷川京子

原作は楳図かずおで、長谷川が演じるのは夫に異常なまでに愛され、監禁状態に置かれてしまう美貌の妻役。美しさと恐怖が共存する世界の中で、監禁状態から逃れるためクモになってしまうという難しい役どころを熱演している。今回クモの巣が張りめぐらされた中で一人怪しい表情をたたえる写真も初公開された。長谷川の『世にも奇妙な物語』出演は、2006年の『世にも奇妙な物語15周年の特別編』「命火」以来約10年ぶりとなる。

長谷川は「ドラマ撮影に入ってみて、ふに落ちた瞬間がありました。これは"愛のゲーム"なんだ、って」と語る。ホラー作品という日常とはかけ離れた設定についても「(楳図かずお作品は)独特な世界観なのでそれが逆に参考にしやすく、監督も撮影したい画が決まっていらっしゃるので難しいというより楽しんでやらせていただきました」と納得している様子。また、「今回のお話をご存じでない方もいるかもしれませんが、だからこそそうした方々には新鮮に映りきっと面白いと思います。ホラーだし、怖いし、不気味な世界観ですけれど、奥ゆかしさもあって、監督もそのあたりを細かく描いてくださるのでそこが楽しみです」と作品に期待を寄せている。