昨年8月に亡くなった俳優ロビン・ウィリアムズの実写遺作となる『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』が20日、公開初日を迎え、彼の同シリーズでの名演などを集めた特別映像が同日公開された。
シリーズを通してメガホンを取ったショーン・レビィ監督が「シリーズの心のような存在」と言う、名キャラクター"テディ・ルーズベルト大統領"を演じてきたロビン・ウィリアムズ。今回完成した特別映像では、シリーズ1作目からの名シーンやメイキングなどで構成されている。
また、ウィリアムズとのエピソードを語ったキャスト陣のコメントも到着。最も共演シーンが多かった夜警のラリーを演じたベン・スティラーは「彼はとても寛大で、心優しく、誰もが同等であると感じさせてくれた」と明かす。このほかにも「彼は常に皆を笑わせようとしていた」(リッキー・ジャーヴェイス)、「ロビンと共演できたことは、私のキャリアにとって最大の出来事になった」(ダン・スティーヴンス)、「彼は自分が出演していないシーンもずっと見ていてくれて、撮影が終わった後に何時間も話してくれた」(レベル・ウィルソン)とそれぞれ語るように、ウィリアムズのユニークで優しい人柄が伝わってくる。
ウィリアムズは生前、ラリーの父親的な存在であるテディについて「いつもラリーを息子として見ていて、貴重な助言をするが、同時に『私の助言は必要ない。おまえは一人前だし、成功したんだから』とも言う。ラリーとテディは、シリーズを通して父と息子のような関係だ」と振り返っていた。シリーズ最終章となる今作では、悩むラリーに温かく助言するシーンも登場する。
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