良い香りの石けんや、かわいい見た目のバスアイテムでユーザーの心をつかむラッシュジャパン。商品を見ていると、社員が働くオフィスもさぞかし素敵なのでは…と想像してしまう。というわけで、東京は品川にあるラッシュジャパンのオフィスにおじゃましてきた。

東京・品川のラッシュジャパンへ突撃!

イベントごとに変わるエントランス

まず目に飛び込んできたのが、イベントごとに変わるというエントランスのディスプレイ。以前にマイナビニュースで紹介した「LGBT支援制度」研修会のときはバレンタイン一色だったが、取材時はホワイトデーとイースター仕様に模様替え。とぼけた顔のイースター・バニー(イースター・エッグを運ぶうさぎ)と、華やかな香りが出迎えてくれた。

取材時のエントランスディスプレイ

エントランスに使用されている味のある木は全て古材。また、会議室の床材には、割り箸を作る上で生じた端材を並べて作った「ユカハリ・タイル・ワリバシ」を採用。自然にやさしいオフィスは、環境に配慮し負荷の少ない製品を提供する同社製品にも通じている。

割り箸の端材で出来た床の会議室

ワーキングスペースにはあの文字が!

続いてはワーキングスペースだ。足を踏み入れてまず気づくのは、店舗で見たことがある文字がたくさん書かれているということ。

ワーキングスペースはこんな感じ

この文字は通称「LUSH文字」。オフィス内には、壁面を中心に「ETHICAL BUYING」「FIGHTING ANIMAL TESTING」「GO! GREEN」「NAKED!」等、同社の理念を表す言葉が書かれている。

「ETHICAL BUYING」などLUSH文字で書かれた理念が各所に

ブランドコミュニケーション PR 澤地泉さんによると、同社は「エシカル(ethical:倫理的)であること」をビジネスの基盤としており、化粧品の動物実験への反対運動や環境保全への取り組み、LGBT支援制度もその表れだという。理念をLUSH文字でオフィスに書き記すことで、社員の意識を高めるという目的がある。確かに、仰々しく額装されて飾られるより、堅く考えられがちな"理念"を気軽に意識できるかもしれない。

LUSH文字は誰が書いているの?

いたるところにある手書きのLUSH文字。オフィスにこれだけたくさん書かれているということは、社員はみなこの文字を書けるのかも? そうおもいきや、「オフィスでも書ける人は数名の限られた専門スタッフだけ」(澤地さん)なのだそう。

アチラコチラにあの文字が!

LUSH文字のライティングを行うブランドマーケティング デザイン VMD スーパーバイザー 渡辺裕可子さんによると、「特殊なフォントなので、社内規程の合格ラインに達した者でないと書くことができないようにしている」のだとか。書ける人が限られるため、新商品が数多く発表されるクリスマス前には、一気に100枚前後の商品POPを書かなくてはいけないこともあるという。せっかくなので、渡辺さんに商品POPを書いているところを見せてもらった。

お店で見たことがある!

下書きなしにスッと書いていく渡辺さん。職人技だ。書くときのコツは「勢いを重視しつつ、右倒し気味に書くこと」(渡辺さん)。デスクには、様々な太さのポスカが収められていたが、彼女いわくここにあるのはほんの一部だそう。日本広しといえども、こんなにたくさん白ポスカを所有している人はそうそういないのではないだろうか。

デスクの中には白ポスカがたくさん!

社員の健康を気遣った取り組みも

同社は以前紹介した残業対策など、働きやすい環境づくりにも注力している。15時過ぎに実施されるラジオ体操もその一つだ。時間になると、合図の後にオフィスに「ラジオ体操第1~!!」という声が流れる。社員は手を止め立ち上がり、あの体操をするのである。

ラジオ体操をする社員たち

「元々キッチン(同社製造工場兼本社)で行っていたものを、品川オフィスでも導入しました。疲れて集中力が切れやすくなる時間帯に、リフレッシュも兼ねて実施しています。デスクワークが中心なので、体がほぐれると好評です。曲が流れるとおもむろに立って始めるところも面白いですよ(笑)」(澤地さん)

仕事の手をとめ体操をする社員は和気あいあいと楽しそう。健康に対する意識の向上やちょっとしたコミュニケーションにも役立っているという。

なんだか楽しそうな社員たち。美しい反りを見せてくれたのは、LUSH文字を書いてくれた渡辺さん(写真右手前)