歌手の神田沙也加が、13日に放送されたテレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』(平日12:00~12:30)にゲスト出演し、アルバイト生活を送っていた約1年半を振り返った。

歌手の神田沙也加

映画『アナと雪の女王』の日本語吹き替え版でアナ役を演じたことがきっかけで、再ブレイクした神田。2002年に歌手、2003年に女優としてそれぞれデビューを果たすも、2005年の高校卒業を機に、芸能活動を休止すると発表した。それから2006年12月に復帰するまでの約1年半で行っていたのが、「アルバイト」だった。

その理由について、神田は「働いていないからお給料もないので生きていくために」に加え、「自分が子どもを育てる時に賃金の尊さを教えるため」と説明。自身が好きな歌や芝居は「労働の感覚としては賃金を頂くという感覚が得にくい」という印象があり、「自分の足でちゃんとクタクタになるまで」働くことで、まずはその感覚を体験しようと決断した。

アルバイト先は会席料理店とダイニングバーの2店。会席料理店では客からの注文を受け、時には厨房に入って料理をすることも。「すごく(自分に)合っていた」というダイニングバーは2階建ての作りで、入って2カ月で2階を任されるようになったという。ここでもフロアスタッフとして仕事をこなしながら、次第にお酒を作るまでに。未成年で味見もできなかったことから、客から「薄い」と言われる失敗も経験した。

司会の黒柳徹子から「その間に自分の手でお金を稼ぐというのが、どういうものか分かった?」と聞かれた神田は「分かりました。今、ありがたみを持ってお仕事ができています」とうれしそうに答え、「やっぱり接客ですから」と現在の仕事とも共通する部分があると語った。