神戸市立王子動物園では、2頭のコアラの赤ちゃんが順調に成長している。

母親「モミジ」と赤ちゃん

コアラの赤ちゃん、1日違いで相次いで誕生

1日違いで生まれた赤ちゃんの母親は「モミジ」と「ウメ」、父親はどちらも「ウルル」となる。「モミジ」の赤ちゃんは、出生日が平成26年6月12日、出袋日は平成26年12日19日。「ウメ」の赤ちゃんは、出生日が平成26年6月13日、出袋日は平成27年1日5日。同園でコアラの赤ちゃんが成育するのは平成9年5月以来、約17年ぶりとなる。

母親「ウメ」と赤ちゃん

現在、どちらの赤ちゃんも無事に袋から出て母親にしっかりとつかまる姿が確認されており、順調に成長している。なお、「モミジ」は平成25年秋にも出産したが、平成26年春にようやく袋から出るところまで成長した赤ちゃんが、袋から落下し死亡してしまった。同園では、今回は展示場の床に衝撃吸収用のマットを敷き、人工乳や保育器も用意するなど万全の態勢で臨んでいるという。

母親と赤ちゃんは、通常どおり運動場で展示している。まだ性別は不明だが、性別が判明した際には、園内にて来園者から名前を公募する予定となる。同園の所在地は、兵庫県神戸市灘区王子町3-1。