Q.他人から質問を受けて、ネガティブな気持ちになったことはありますか?(いらいらする、戸惑うなど)

後輩に頼られるのは嬉しいことだけど、仕事が立て込んでいる時に的を射ない質問をされると、ついついイラッとすることもあるもの。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、他人からの質問にネガティブな気持ちになったことはあるか聞いてみた。

Q.他人から質問を受けて、ネガティブな気持ちになったことはありますか?(いらいらする、戸惑うなど)

はい 19.3%
いいえ 80.7%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どうしてそのような気持ちになったのか、教えてください

■答えたくない
・「『結婚の予定などはあるのですか?』彼氏すらいなくて正直焦っているのでグサッときます」(32歳女性/その他/クリエイティブ職)
・「友人の子供に『結婚しないの?』と言われた時は少し凹んだ」(35歳男性/情報・IT/技術職)
・「初対面の人からいきなり『年いくつ?』と聞かれた……女性に年を聞くのに『失礼ですが』とか何かいうことはないのでしょうか?」(40歳女性/医薬品・化粧品/販売職・サービス系)
・「旦那の仕事を聞かれた時……契約社員で出世志向もなく、人に胸を張って言えるようなかっこいい仕事じゃないから」(29歳女性/情報・IT/技術職)
・「身体的なことは答えられないし、即改善は無理」(46歳男性/電力・ガス・石油/技術職)
・「自分の生き方に口を挟まれるのは嫌な気分なので」(34歳男性/情報・IT/営業職)

■質問じゃなくただの嫌味
・「『なんで、この仕事についたの? 向いてないよね』と先輩に言われた時……正直にそんなん言わなくていいじゃないとネガティヴにしか捉えられなかった」(26歳女性/金融・証券/専門職)
・「『どうしていつもそんないい加減な感じなのか?』と聞かれて……おまえみたいになんでもネガティブで周りを暗くする発言したって何も生み出さないから反面教師にしてる! と言い返したかった」(35歳男性/機械・精密機器/営業職)

■すぐに聞かないで
・「一緒にやっている仕事なのに、そんなところからわかっていなかったの? と思うような質問をされると力が抜ける」(32歳女性/その他/事務系専門職)
・「自分で解決しろよ! っていうことを聞いてきてこっちに解決を求めてくるので」(26歳女性/学校・教育関連/技術職)
・「ネットで検索すればわかるようなことをいちいち聞いてくるとき」(54歳男性/電機/技術職)
・「自分で調べたり確認してほしい」(33歳女性/医療・福祉/専門職)
・「あまりに初歩的で仕事の内容以前の質問」(58歳男性/情報・IT/クリエイティブ職)

■質問の意味が分からない
・「忙しいのに説明が長く、また質問の要点が分かりにくい時」(25歳女性/情報・IT/技術職)
・「質問が的を射ていなくて、何を聞きたいか何度も聞き直したから」(40歳男性/学校・教育関連/営業職)
・「質問の意図が分からない、その答えを何に使いたいのかわからない」(27歳男性/自動車関連/技術職)

■同じ質問を何度も
・「同じような質問ばかりされるとイライラする」(42歳男性/情報・IT/クリエイティブ職)
・「以前に同じ質問をされたことを完全に忘れているようだった」(52歳女性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
・「同じことを何度も何度も繰り返し質問する後輩、メモを取ってないのが痛い……メモを取れって言っているのに」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「同じ質問を3回された……しかも、毎回同じところで『わかった』といわれ、わかっていないことがよくわかった」(27歳女性/自動車関連/事務系専門職)

■嫌がらせ?
・「わからないしか言わないから」(28歳女性/電機/技術職)
・「質問に答えたがリアクションがなかった時イライラした」(28歳男性/医療・福祉/専門職)

■答えられない自分が……
・「わかってて当たり前のことが答えられなくて不甲斐なかったから」(30歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「上手く答えられずに自己嫌悪」(29歳女性/情報・IT/営業職)
・「すぐにこたえられないのがもどかしかった」(27歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「アドリブが利く方ではないから」(31歳男性/商社・卸/事務系専門職)
・「自分が何も考えていないことにショックを受けた」(31歳女性/その他/事務系専門職)

■総評
イヤな気持ちになったりネガティブになったりする他人からの質問、自分もしてしまわないようにぜひ参考にしよう。

最も多かったのは、非常にプライベートな質問がイヤだったという回答だった。結婚や恋人のこと、家族のこと、身体的なことなど、触れてほしくないような内容をぶつけられると不快になる、という声が寄せられた。相手の弱点をつくような質問は、親しい間柄でもかなり気をつけるべきタブーだ。同様に「なんでそんなにいい加減なの?」とか「なんでこの仕事に就いたの? 向いてないよね?」なんてのも質問ではなく、完全なる嫌味だろう。このような質問というかたちを装った攻撃は、相手を不快にさせる意図しか感じられないし、ネガティブになるのは当然だ。

仕事上でイライラさせられる質問の典型は、「すぐに質問する」「質問の意図が不明瞭」「同じことを何度も聞かれる」、この3つだろう。忙しい職場で相手の時間を奪ってしまわないよう、最大限の配慮をするべきだ。質問をする前にまずは調べる、分からないことの要点をまとめる、聞いたことはメモする、これらを徹底したいところだ。

質問者の態度が悪くてイラッとした人もいるようだ。「分からないしか言わない」なんて、嫌がらせとしか思えない。「ノーリアクション」も苦しいので、分からないならどこが分からないのか、せめて何かしらの反応は欲しいところだ。質問しておきながら、この態度はない。

中には「うまく答えられないのがもどかしくて」とか「分かっているのに答えられず不甲斐なかった」なんて、自分を責めてしまうような心優しい人たちもいた。質問をする、何かに答える・教える、というのは、実は非常に高度な「伝達」の技術が必要だ。質問する側もされる側も、まずは相手のことを思いやる気持ちが必要かもしれない。

調査時期: 2015年1月30日~2015年2月1日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性137名 女性163名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート