Q.仕事をしていて、異性をうらやましいと思う点を教えてください

もし自分が男だったら、女だったら……仕事の些細なシーンで感じるうらやましさ。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、仕事をしていて異性をうらやましいと思う点についてアンケートを取り、そのうちの女性163名の意見をご紹介する。

Q.仕事をしていて、異性をうらやましいと思う点を教えてください

女性から見た「男性のうらやましい点」

■接客のスキル
・「お客さんに対して説得力があるように思われやすい: 女性→男性に変わると、お客さんが納得する」(28歳女性/運輸・倉庫/営業職)
・「若くても男性だと顧客先でも信頼されやすいこと: 若い女性は顧客先でなめられやすいから」(28歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「物事をはっきり言える: 男性が対応すると、苦情などでもまるく収まることも多いので」(27歳女性/金融・証券/営業職)
・「男性のほうがなめられない: 営業で色気使ってると思われる気がして」(29歳女性/生保・損保/営業職)

■出世・評価・仕事内容
・「いつか昇進できる: うちの会社は女性は役職がつかない雰囲気だから」(30歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「給料が高いので: 同じ内勤者でも確実に男のほうが多くもらっているのは事実としてあるから」(28歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「同じ仕事量でも評価が高い: ボーナスの査定で優遇されている気がするので」(28歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「やりがいのある仕事を任せられる: 明らかに女性とは違うので」(28歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「任される仕事がやっぱり男の方がやりがいがあるっていうか、大きな仕事が多いこと: 前の職場の場合だけど、どうしても女というだけで任される仕事が雑用ばかりだったのが不満だった」(29歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「雑用をしなくても良い所: 事務所のごみ回収やお客さんへのお茶出しは必ず女性の仕事なので」(27歳女性/印刷・紙パルプ/秘書・アシスタント職)

■女と違って……
・「体力がある点: 残業しても飲みに行く体力はすごいと思うから」(26歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「力仕事ができる: 重い物を難なく運べるから」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「現場に行く機会が多い点: 女性は内勤ばかり、たまには体を動かしたい」(27歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「外回りの方が中のゴタゴタがわからなくて済む: 内勤はやたらと人間関係などで揉める」(28歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)

■家事や子育ての苦労
・「妊娠や出産をしないので、仕事を休まなくて良い所です: ずっと仕事を続けられるので、仕事に対する焦りを感じなくて良い所です」(31歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「出産とか育児とかによるキャリアのストップがない: 女性しか子供をうめないので」(27歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「出産しなくてもいいから: 楽だと思う」(33歳女性/情報・IT/営業職)
・「時間・しばり関係なく仕事できる: 女性は出産すると育児優先になるのでしばられてしまう」(33歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「海外出張や出向も気兼ねなく行ける: 結婚すると女子は難しくなるから」(31歳女性/自動車関連/事務系専門職)

■しなくていいこと
・「男性はお化粧をしなくていいのでその分朝寝ていられる: 朝の用意が面倒なので」(34歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「男性はメイク崩れとか気にしなくてよいな~と: がむしゃらに仕事をしているとメイクがいつもドロドロになっている、正直面倒くさい」(33歳女性/運輸・倉庫/秘書・アシスタント職)
・「着るものにそんなに悩まなくていい: 女性は毎日ネクタイスーツというわけにはいかないから」(33歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「急な泊まりの出張が入っても、準備が簡潔: 女性はお化粧品とか、持ち物が多いから」(41歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)

■厳しい女社会?!
・「女性とちがってさばさばしているので人間関係が楽そう: 女性は結構陰口が多くなってしまうので気を遣います」(26歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「女性同士のいざこざ、派閥から距離を置ける: 女性だと人間関係が面倒な時がある」(30歳女性/学校・教育関連/クリエイティブ職)
・「感情的にならないところ: 男性同士はビジネスライクな関係がうまいと思う」(28歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「プライベートなことを言われない: おおいから」(38歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「下ネタでもりあがれること: 女性だと未婚と既婚で微妙に下ネタにずれがあるので」(32歳女性/医療・福祉/専門職)
・「タバコ部屋外交ができる: 女子だと吸っててもできる人がいない……人事情報の最新版は大体男性は知っている」(29歳女性/情報・IT/営業職)

■総評
同テーマのアンケート、男性編では「女性というだけで同じ仕事をしてもほめられる」なんてちょっと辛辣な意見もあったが、女性にしてみれば逆に感じるようで「男性の方が仕事で評価される」という反論の声が見られた。出世や昇進、昇給など、待遇は男性のほうがいい状況があるようで、「未だ男性優位」という嘆きもたくさん見られた大きな仕事をまかされない、雑務が多いという不満もあるようだ。力仕事や外回りなど、キツい仕事も男性と同様にしたいのに……という女性も意外に少なくなかった。

男性は家事や出産・育児をしなくていいから自由でいい、というキャリア志向の女性の意見もあった。仕事よりも家庭や子育て優先しなければいけない、仕事途中で断念しなければならないという状況を残念に思う人もいるようだ。男性ならしなくていい「メイク」や「洋服選び」も、面倒だと思っている女性も多かった。これに関しても反対に「華やかでうらやましい、メイクもやってみたい」という男性もいたが……。

女性よりも男性の方がサバサバしているので人間関係が楽そう、なんて意見も目立ったが、男性の人間関係も嫉妬や競争心など結構ドロドロしている気もする。仕事で異性をうらやましいと思うこと、男女互いにないものねだりをしている部分も多いかもしれない。

調査時期: 2015年1月15日~2015年1月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性163名
調査方法: インターネットログイン式アンケート