脚本家の三谷幸喜氏が、9日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ライオンのごきげんよう』(毎週月~金13:00~13:30)に出演し、スランプの克服法について語った。

スランプの克服法について語った三谷幸喜氏

同局系ドラマ『オリエント急行殺人事件』(11日・12日 21:00~)の宣伝を兼ねて同番組に出演した三谷氏。視聴者から「スランプに陥ったことはありますか? その時はどうやって乗り越えたのですか?」の質問を受け、「当然あります。しょっちゅうですよ、壁にぶつかるのは」と語り、「コメディを書いているとすごく楽しそうに書いているイメージがあると思うんですけど、かなり大変な作業です」と実情を明かした。

時には筆が進まずに落ち込むこともあるそうで、そのストレスは「ベッドと壁の隙間にちょっと入ってみたりとか」「ティッシュを全部出してみたりとか」といった衝動的な行動に。「自暴自棄になるんだけど、あまり暴力的な人間じゃないので内にこもるというか」という苦労話に、スタジオからは驚きの声が上がった。

「徹夜しても1行も書けないことなんてざらですからね」という三谷氏。「ただ、僕はいつも思うんですけど、自分の経験から言うと壁にぶつかった時は、"壁はゴールのそばにある"というイメージなんですよ」と振り返り、「だから、『やっと壁まで来た!』みたいな。前向きに考えるようにしています」と創作活動において心掛けていることを語った。