東京メトロはこのほど、同社が管理するエレベーター全基に、大規模地震などに備えた非常用品を設置すると発表した。

エレベーター内非常用品設置イメージ(写真右下の縦長のボックス)

今回設置する非常用品は、地震などの非常時にエレベーターが途中で停止したままとなり閉じ込められてしまった場合、救助を待つ間に使用してもらうためのものだという。129駅310台(1月現在)が対象で、2015年度中に設置を完了する。

一般的な11人乗りエレベーターの場合、非常用飲料水(50ml×10)1個、簡易トイレ(大)3個、簡易トイレ(小)3個、エマージェンシーブランケット2枚、ホイッスル1個、サイリュームライト2本、救急用品1式を搭載。より大きい20人乗りエレベーターでは、非常用飲料水と簡易トイレ(大・小)の個数を2倍に増やすという。