ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンは7日、全国のGMS、ホームセンターおよび家電量販店における電動アシスト自転車の販売動向を発表した。それによると、2014年の電動アシスト自転車販売は金額ベースで前年比9%増となった。

電動アシスト自転車 2014年月別販売推移

台数ベースでは前年比1%減。消費増税前の駆け込み需要により3月には同65%増を記録したが、その後10月までは増税後の反動減に加え、前年実績が極めて高かったことも影響してマイナス成長となり、通年では前年を下回った。台数ベースの成長が低迷している要因としては、新規需要が従来のペースで増え続けていないことも考えられるという。

一方、金額ベースではチャイルドシート設定車など高額商品の販売が好調だったことから、前年比9%増となった。チャイルドシート設定車は年々増加しており、2014年は数量構成比で前年比6ポイント増の22%を記録。チャイルドシート設定車と、そうでない車種とでは、売価に1.5倍以上の開きがあり、電動アシスト自転車市場において金額ベースでの成長が台数ベースのそれを上回る一因ともなっているという。

価格については、チャイルドシート設定車の税抜き平均価格自体は前年比2,000円増の11万8,000円、チャイルドシート設定が無いモデルは同7,000円増の8万6,000円となった。