経済界はこのほど、書籍『9割の損は行動経済学でサケられる -非合理な行動を避け、幸福な人間に変わる-』を発売した。著者はアサツーディ・ケイ シニアプランニングディレクターの橋本之克氏。価格は1,400円(税別)。
同書は、2014年にヒットした『9割の人間は行動経済学のカモである -非合理な心をつかみ、合理的に顧客を動かす-』を、さらに読みやすくした"ライト"版。「損は避け(サケ)られる」をテーマに、選択を間違えないための行動経済学の基本を、ごく普通のビジネスマンの生活行動24時間を追いながら解説していく。
彼女や上司とのコミュニケーションのコツや転職で失敗しない方法など、幅広いテーマを取り上げており、バブル世代からゆとり世代まで様々な人にお勧めの一冊となっているという。
主な内容は、「第1章 『時間選好』を知ったら後悔しない人間になれる」「第2章 『プロスペクト理論』でどんな人間も丸裸になる」「第3章 『損失回避』がわかれば怖いものはなくなる」など。
著者の橋本之克氏は東京工業大学社会工学科卒業後、大手広告代理店で消費財のマーケティングを担当。1995年日本総合研究所入所、1998年アサツーディ・ケイ入社。以降、金融・不動産・環境エネルギー業界を中心にマーケティング戦略やブランディング戦略のプランニングを行っている。