クレディセゾンは5日、複数の磁気ストライプカード集約型デバイス「コイン」事業を展開する米ベンチャー企業のCoin社へ出資したと発表した。

Coin社は2012年6月に設立(本社デラウェア州、運営拠点カリフォルニア州サンフランシスコ)。複数の磁気ストライプカードを1枚に集約するデバイス「コイン」の開発・製造・販売を行っている。同デバイスは、見た目がクレジットカードそのものの情報機器で、機器上にある丸いボタンの押下により、事前に登録した最大8枚のカードを切り替えて使用できる。

「コイン」デバイスについて

各種クレジットカード・プリペイドカード・ポイントカードの磁気情報は、スマートフォンに専用読取端末を使って読み取ることで、アプリ上にてカード情報を管理することが可能。事前にスマートフォンから「コイン」に暗号化されたBLE(Bluetooth Low Energy:近距離無線通信技術Bluetoothの拡張仕様の1種)経由で同期することにより、従来のカード利用方法と同じ行動や環境で取り扱うことができるという。

クレディセゾンは、今回の出資を機に、海外の先進的なベンチャー企業とのグローバルなサービス連携に取り組むことで、サービス先端企業として多様な事業領域におけるイノベーションを促進し、ノンバンクとしての成長を加速させるとしている。