スズキはこのほど、軽自動車「アルト」を全面改良して発売した。8代目となる新型「アルト」では、剛性や静粛性、衝突性能、走行性能などを大幅に向上させた上で軽量化を達成した、新開発のプラットフォームを初採用している。

スズキ新型「アルト X」(ピュアレッド)

また、同車では徹底した軽量化により、先代「アルト エコ」との比較で60kgの削減に成功。エンジンの大幅な改良、CVTの高効率化、走行抵抗の低減なども実施した結果、ガソリン車トップクラスの低燃費37.0km/リットルを実現しながら、軽快でしっかりした走りを両立させている。

エクステリアは質感とプロポーションにこだわり、車体色は新色「ピュアレッド」「シフォンアイボリーメタリック」をはじめ、グレーの2トーンバックドアを設定するなど、全12色のバリエーションを用意。インテリアは、デザイン性と機能性を両立させたシンプルでスタイリッシュなデザインを採用するとともに、ロングホイールベース化によりクラストップの室内長も実現している。

レーダーブレーキサポート「衝突被害軽減ブレーキ」「誤発進抑制機能」「エマージェンシーストップシグナル」、スリップや横滑りを抑える「ESP」、坂道で車両の後退を抑制する「ヒルホールドコントロール」といった先進の安全技術も搭載した。

新型「アルト」の価格は、乗用車が84万7,800~122万9,040円、商用バンが69万6,600~88万5,600円(ともに税込)となっている。