今月5日から全国放送をスタートした日産「DAYZ」のCM。車を運転する美女が、並走する馬たちにチラリと視線をやると、美輪明宏がナレーションで「あなたをもっと輝かせてみせましょう」「さぁ! シンデレラにおなり」と語りかける。車を降りた美女はガラスの靴を履き、周囲の視線を浴びながら颯爽とパーティー会場へと向かう。

この「ワンランク上の軽 シンデレラ」編に出演しているのが、今年から女性ファッション誌『non-no』(集英社)の専属モデルを務めている新木優子。CMを観た視聴者からはTwitterで「めっちゃかわいい」「CM出てる子かわいいな」、ブログのコメント欄で「とてもきれい」「またちがった雰囲気でよかった」など感想が寄せられている。彼女はどのような人物なのか。

日産「DAYZ」のCM「ワンランク上の軽 シンデレラ」編

新木優子

1993年12月15日生まれの20歳。小学生の時に、原宿・竹下通りでスカウトされたことがきっかけで芸能界入り。これまで、映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(11年)、『スクールガール・コンプレックス -放送部篇-』(13年)、『ゆるせない、逢いたい』(13年)、TBS系ドラマ『ドラゴン青年団』(12年)、ミュージックビデオやCMなど数々の作品に出演した。

小学生時代は木登りをするような活発少女。「小学校の時は、背の順は前から2番目。中学生までは小さかったです。でも中学を卒業するときには、後ろから2番目になってました」と語るとおり、身長165センチのモデル体型は中学時代に培われた。小中学校時代は、吹奏楽部に所属。担当はユーフォニウムとトランペットで、「ユーフォニウムは楽器が大きいこともあって、当時小学校の中でやれる人がいなかったので、人数が少ないのでやってみないか?と言われ、始めることになりました」。

転機となったのは、『non-no』専属モデル。「これまでの様に企画ごとにオファーを頂いてその都度やらせていただくということと、契約を交わして専属をやらせていただくというのでは、意識がすごく変わりました」と責任感が芽生え、求められていることが明確化したという。ストリート雑誌での経験を生かして「少しぬけた感じが出せたら良いな」と思っていたのが、「それだけを出していくというのではなくて、求められている笑顔だったり、読者の方たちの好きなモデルの在り方というのを、勉強しなければいけない」と痛感。「これじゃダメだ」と日々笑顔の練習に励んだ。

話題のCMについて聞くと、「スペインの街並みを見て感動しましたし、すごく良い経験をさせていただきました」と話す。「監督がすごく気さくな優しい方で、一番忙しい方のはずなのに、夜中までスタッフの皆さんとホテルの前で歓談されてたりして」と撮影時のエピソードを明かし、「ヘアメイクさんもすごく褒めてくださるので、自分の気持ちもすごくあがって、楽しく撮影できました」とスタッフに感謝した。ちなみに、9月頃から放送されたガストのCMでフォアグラを食べていたのも彼女。人生初のフォアグラだったのだそう。

最近驚いたことは、「自分のカレンダーができるなんて、いつかできたらいいな、とは思ってましたが、実際発売されると決まって、すごくびっくりしました」。このほど発売されたオフィシャルカレンダーは「色んな方の写真集を見たりして自分なりに研究して、写真のテーマは『透明感』というオーダーをお願いしました。現場のスタッフさんもほぼ皆さん女性で、写真もすごく女性らしいアンニュイな雰囲気が出ていたり、なごやかな雰囲気が表現できていたら良いなあと思っています」という自信作だ。

オフィシャルカレンダー「新木優子オフィシャルカレンダー2015」

14日には、東京・渋谷パルコブックセンターでカレンダーの発売記念イベントが行われたばかり。200人のファンが集まり、新木は「泣いてしまうファンの方などもいらっしゃって、私自身もすごく感動しました」と感激し、「今日のイベントが皆さんの心に残っていったらうれしいです」と新木にとって特別な1日になった。

「2014年が一番自分が変わった一年だったなって思います。そのきっかけがnon-noの専属です。今年は、今までやってきたことが実りはじめた一年だったと思います」とまさにシンデレラのような劇的な1年を送った新木。「モデルのお仕事も女優のお仕事もこれからも頑張っていきたいです」と意気込み、「non-noの表紙に1人で出させていただくこと」と明確な目標を掲げている。

12月14日に行われたカレンダー発売記念イベント

■プロフィール
新木優子
1993年12月15日生まれ。東京都出身。身長165cm。趣味は読書。特技はユーフォニウムとトランペット。自身初のオフィシャルカレンダー「新木優子オフィシャルカレンダー2015」が発売中。