電気事業連合会は12日、2014年11月の発受電電力量(速報、10社合計)が前年同月比3.5%減の694億4,387万キロワット時となり、8カ月連続で前年を下回ったと発表した。下旬の気温が前年より概ね高めに推移し、暖房需要が減少したことなどが影響した。

電源別に見ると、火力発電は前年同月比4.1%減の519億3,437万キロワット時。発受電電力量全体が減少したことなどから、前年を下回った。一方、原子力発電は全ての原子力発電所が稼働停止したため、2013年10月以降14カ月連続でゼロとなった。

発受電電力量実績の概要(10社計)(出典:電気事業連合会Webサイト)

水力発電は出水率が前年を下回ったことなどにより、前年同月比14.4%減の33億9,317万キロワット時となった。太陽光発電などの新エネルギー等は同20.5%減の1億7,043万キロワット時となった。

石炭消費量は469万9,188トン、重油消費量は62万9,094キロリットル、原油消費量は44万3,004キロリットル、液化天然ガス(LNG)消費量は470万5,433トンだった。