H2Hは9日、時間を貯めてタイムクーポンへ交換できるスマートフォンアプリ「TIME Wallet」を開発し、2014年12月中旬より実証実験のための提供を開始すると発表した。

同アプリは、交通機関の移動時間や店舗や施設での待ち時間などに滞在時間が貯まり、異なる「時間」に使えるポイントサービス。スマートフォンと専用アプリ、店舗などに設置したBLE(Bluetooth Low Energy)搭載のBeaconを活用している。

同アプリをスマートフォンにインストールすると、BLE搭載のBeaconが発する電波をスマートフォンが検知し、チェックイン(入場)・チェックアウト(退場)の時間差を計算して、時間を貯めることができる。貯めた時間を使いたい場合は、アプリ内に掲載されているタイムクーポンへ時間を交換することで、様々なサービスを楽しむことが可能という。

TIME Wallet アプリ画面例イメージ

H2Hは、事業者が時間を軽減するのではなく、生活者が時間を貯めることにより、貯めた時間が魅力ある時間へ交換できるという仕組みは、これまでにない利便性の高いサービスだとし、今後普及を目指していくとしている。

実証実験参加予定企業は、Any+Times、U-NEXT、グリーンキャブ、コインスペースなど7社。アプリの料金は無料で、Apple StoreおよびGoogle Play Storeにて提供する。推奨OSは、iOS7.1以降またはAndroid4.3以降。