V6メンバーで俳優の岡田准一、女優の井上真央が21日、東京・渋谷区のNHK放送センターで行われた、大河ドラマ主演バトンタッチセレモニーに出席した。

大河ドラマバトンタッチセレモニーに出席した井上真央

現在放送中の大河ドラマ第53作『軍師官兵衛』で、豊臣秀吉の軍師として戦国乱世を終焉に導いた黒田官兵衛を熱演している岡田は、「1年間、みなさんの応援をもらって感謝しています。最後まで観て頂けたらうれしい」とあいさつ。また、第54作となる『花燃ゆ』で、兄の吉田松陰と共に幕末の動乱を生き抜いた杉文を演じる井上は、役衣装の着物姿で登場し、「たくさんの方が盛り上げようとしていて、心強くもありプレッシャーもある。来年からは、岡田さんの意志を引き継いで、心折れることなく突っ走っていきたい」と笑顔を見せた。

セレモニーでは、ドラマゆかりの地にちなんだ品物として、岡田が福岡県の"博多織の帯"、井上が山口県の"ふく刺し"を持参し、お互いに贈呈。「場所、スタッフ、共演者に応援されて支えられていると感じた。井上さんは素晴らしい女優さんなので、絶対大丈夫だと思ってる。頑張って」と岡田からエールを送られた井上は、「身が引き締まる想いです」と決意を新たに。「私の周りの女性たちは官兵衛を楽しみにしていたので、『大丈夫かな?』という不安もある」と大役を務める心境を吐露しつつ、「官兵衛チームから『良い現場だった』と聞くので、現場を大事にすることを引き継ぎたい。みなさんに『楽しみだ』と思われる作品になったら」と笑顔で意気込んだ。

岡田主演の大河ドラマ第53作『軍師官兵衛』の最終回は、12月14日に放送予定(56分の拡大版、衆院選開票日のため放送日時変更の場合あり)。また、井上主演の大河ドラマ第54作『花燃ゆ』は、来年1月4日から全50回で放送される(初回放送は60分拡大版)。