ポルシェ ジャパンは13日、都内で「マカン」発表会を開催した。ジャパンプレミアを果たした「マカン」ベースモデルのほか、「マカン ターボ」「マカン S」の計3タイプが日本市場に導入される。

「マカン」ベースモデルがジャパンプレミア

同車はポルシェ5番目のモデルレンジであり、「コンパクトSUVの新たな境地を切り開くポルシェ生粋のスポーツカー」の位置づけに。「マカン ターボ」「マカン S」は昨年11月のロサンゼルスオートショーで世界初公開され、その約15分後に東京モーターショーでも披露された。「マカン」は今年4月の北京モーターショーでデビュー。3タイプともすでに日本国内での予約受注を開始しており、10月末時点での受注台数は約1,500台とされる。

「マカン」ベースモデルは排気量2リッターの直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力237PS(174kW)、最高速度223km/h。「マカン S」は3.0リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力340PS(250kW)、最高速度254km/h。サイズは、「マカン」「マカン S」ともに全長4,680mm、全幅1,925mm、全高1,625mmとなる。

発表会に登壇した七五三木敏幸氏(写真左)とベルンハルト・マイヤー氏(同右)

「マカン ターボ」はポルシェ各モデルの中でも最高峰に位置するとのことで、3.6リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力400PS(294kW)、最高速度は時速266kmで、0-100km/h加速は4.8秒。サイズは全長4,700mm、全幅1,925mm、全高1,625mmとなった。

発表会では、ポルシェAG(ドイツ)セールス&マーケティング担当役員のベルンハルト・マイヤー氏、ポルシェ ジャパン代表取締役社長の七五三木(しめぎ)敏幸氏らが登壇。「コンパクトSUVは今後10年間で年率3.5%の成長が期待されています。マカンはポルシェの新しい顧客層を切り開くばかりでなく、長年ご愛顧いただいている世界中のファンにも喜ばれる1台だと思います」とベルンハルト・マイヤー氏は述べた。

七五三木氏は「マカン」について、「デビューしたその瞬間から、日本にとって非常に特別なモデル」と紹介。「コンパクトSUVであるマカンのサイズは、日本の道路事情にマッチしたものであると考えます。日本におけるポルシェの新しい顧客層を開拓し、さらなる伸長を続けるためのステップになると確信しています」と説明した。

価格は、「マカン」ベースモデルが616万円、「マカン S」が719万円、「マカン ターボ」が997万円(すべて税込)。11月15・16日には、全国43拠点のポルシェ正規販売店にてデビューイベントが開催されるとのこと。