これまで、日本ではやや控えめな出展が多かったポルシェだが、今回の東京モーターショーは一味も二味も違う内容となった。数々のモデルを日本初公開することを事前に予告し、さらに直前になってニューモデル「マカン」をロサンゼルスからわずかな時間差で実質ワールド・プレミアすることを発表。当然ながら注目度はきわめて高かった。

東京モーターショーで披露された「マカン ターボ」

充実の展示内容に合わせ、これまでよりもはるかに広いスペースを確保したポルシェブースは、それでも取材陣があふれ出るほどの盛況に。異様な盛り上がりの中でスタートしたプレスカンファレンスでは、注目の「マカン」の上級モデル「マカン ターボ」が最初にアンベールされた。同時にポルシェジャパン代表取締役社長の黒坂登志明氏が登壇。「マカン」や「パナメーラ ターボ S エグゼグティブ」のワールドプレミアの場所として、東京モーターショーが選ばれたことは光栄だと挨拶した。

さらに4つのモデルがジャパンプレミアを飾り、これほど多数のニューモデルの展示を行うのは初めてだとして、充実した出展内容を自賛してみせた。現在、アジアマーケットでは自動車市場が急成長しているが、日本はその先駆けとして、1950年台前半にポルシェの輸入を開始し、困難もあったが成長を続けているという。現在もポルシェにとって日本は重要なマーケットであり続けているとした。名指しこそしなかったが、多分に中国を意識した発言といえる。

続いて登壇したポルシェAG生産およびロジスティック担当取締役のDr.オリバー・ブルーメによって、「マカン」の紹介がなされた。ポルシェにとって初のコンパクトスポーツSUVとなる「マカン」は、「S」「S ディーゼル」「ターボ」の3モデルがラインアップされる。「S」は340PSの3.0リットルのV6ターボ、「ターボ」は400PSの3.6リットルのV6ターボを搭載。電子制御式のマルチプレートクラッチによるアクティブ4WDシステムが採用されている。

報道陣に公開された「マカン ターボ」は、ほどよくプレミアム感とカジュアルイメージがバランスし、コンパクトであることがかっちりとした質感につながっている。「カイエン」よりもひと回り以上小さく感じられ、日本の道路事情と相性が良さそうなイメージも。同時に、このコンパクトさで400PSというエンジンパワーには大いに期待させられる。

その他のジャパン・プレミアモデル、「パナメーラ ターボ S エグゼグティブ」「911 ターボ S カブリオレ」「911 GT3 Cup」も注目を集めた。「918 スパイダー」の姿がないことだけが残念だが、ポルシェブースに展示されたモデルはどれも必見といえるだろう。

「マカン ターボ」

「パナメーラ ターボ S エグゼクティブ」

「パナメーラ ターボ S エグゼクティブ」

「パナメーラSE-ハイブリッド」

「911 ターボ S カブリオレ」

「911 ターボ S カブリオレ」

「911 GT3 Cup」