多くのミュージシャンに影響を与えた天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの黄金期を描いた『JIMI:栄光への軌跡』(原題:All IS BY MY SIDE)が、2015年4月に日本公開されることが決定し、ティザービジュアルが17日、公開された。
本作は、無名のバックミュージシャンだったギタリスト、ジミ・ヘンドリックスが、ニューヨークのナイトクラブでの運命的な出会いから、イギリスでのデビューを飾り、頂点に昇りつめた1966年から1967年の2年間を描いた伝記映画。彼がいかにしてスターダムへ駆け上がっていったのか、そして、その過程でどのような人々とどのような関係があったのかを描く。
主役のジミ・ヘンドリックスを演じるのは、今年デビュー20周年を迎え、久々に再始動したヒップホップデュオ・アウトキャストのメンバー、アンドレ3000ことアンドレ・ベンジャミン。彼は、ギターの練習を1日8時間、2カ月半毎日続け、猛特訓により利き手ではない左手で弾くことをマスターした。そして、ヘンドリックスがよみがえったかのようにギターを弾く姿にだれもが聞き入り、目に涙を浮かべていたという。
「ギターの練習はもちろん、ウェイトトレーニング、減量、ヴォイストレーニングを行った」と語るアンドレは、ヘンドリックスの本を読んだことはあったが知らないことが多かったそう。そして、「資料を読み込んで、彼が何を言って何を思ったのか想像できるようになった。何時間ものインタビューテープを聞いたし、映画も見た。彼独特の身ぶりや手ぶりも見た」と、演じるにあたってリサーチを重ねたと明かした。
メガホンをとったのは、今年のアカデミー賞で作品賞、脚色賞など3部門に輝いた『それでも夜は明ける』の脚本や、『スリー・キングス』の原案を手がけたジョン・リドリー監督。本作は、リドリー監督にとって長編2作目となり、脚本も手がける。
(C)MMXIII AIBMS, LLC. All Rights Reserved.