ジェーシービーの海外業務を行う子会社、ジェーシービー・インターナショナル(以下総称してジェーシービー)は14日、モンゴルの国有銀行State Bank of Mongolia(以下ステートバンク)と、同国で初めてというJCBカードの発行について提携したと発表した。

ステートバンクは2015年春を目途に、同国初となるJCBブランドのデビットカードを発行する予定だという。ステートバンクは、同国での安定した金融サービスの提供を目的として2009年に設立された国有の大手商業銀行。支店ネットワークは全国に広がっているという(540ヵ所)。カード事業にも力を入れており、3月からはJCB加盟店業務を行っているとしている。

このたびの提携は、中央銀行などによるカード決済インフラの整備が進み、発行・加盟店市場ともに成長・拡大の可能性が高いモンゴルでJCBブランドを普及させたいジェーシービーと、「JCB PLAZA」などT&E(トラベル&エンターテインメント)関連のホスピタリティあるサービスが充実した日本発唯一というユニークな国際ブランドとの提携により顧客サービスを拡充したいステートバンクの思いが合致し、実現したものだという。発行にあたっては、決済機能付きカードの9割以上がデビットカードと言われるモンゴルにおいて、多くの消費者に馴染みやすいデビットカードからの展開とした。

今後もジェーシービーはアジアを中心に現地の金融機関と提携を強化し・拡大し、JCBカードの発行や加盟店網の拡大に努めていくとしている。