俳優の市原隼人、要潤、女優の山本美月、菜々緒らが12日、都内で行われたdビデオ秋の2大ドラマプレミアムイベントに出席した。

dビデオ秋の2大ドラマプレミアムイベントに出席した要潤(左)と市原隼人

この日のイベントは、動画配信サービス「dビデオ」で『ハング』(9月20日~)、『今日からヒットマン』(10月1日~)の2作品の配信スタートを記念して行われたもの。会場には同会員100人が招待され、『ハング』からは市原隼人、金子ノブアキ、平川雄一朗監督、『今日からヒットマン』からは要潤、山本美月、菜々緒、岩本仁志監督が参加し、舞台あいさつを行った。

『ハング』は『ストロベリーナイト』などで知られる作家・誉田哲也の同名警察小説を原作に、主人公の刑事・津原を市原隼人が、共に謎を追いかける同僚刑事・小沢を金子ノブアキが演じる。一方の『今日からヒットマン』は、漫画雑誌『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)で連載中の漫画を映像化。要潤演じるサラリーマン・十吉があるきっかけで殺し屋・二丁に転身する物語で、二丁のセクシーな相棒・ちなつを山本美月、十吉を支える妻を菜々緒が演じる。

市原は自身の出演作を「物事の裏側にある真実と向き合える作品です」と紹介した上で、「終盤でのアクションも楽しんでいただければと思います」と見どころを説明。司会者から「仲間が傷つけられた時に復讐しますか?」と聞かれると、「復讐しません。同じことを繰り返さないために。第1に人を傷つけてしまった方の逃げ道を作ってあげる」と迷わず答え、同じ質問をされた金子は「答え出ちゃった」と市原の言葉に納得していた。

司会者とのやりとりは作品ごとに行われ、要は市原の真面目な雰囲気とは逆に、適当な発言を連発して会場を盛り上げた。直談判して役をもらったと語った要に司会者が「ご自分から立候補されて!?」と反応すると、要は「ウソです。マジに捉えないでください」とコメント。ある場面では「ここ、(台本に)クロストークと書いてあったんですけど、全然クロスしてないな!」と声を上げ、テレビ用端末・Chromecastの実演後では「すぐ家に帰って、つなげたいと思います…ごめんなさい、台本と違ったわ」と取り乱し、金子が持ってきた台本を見ながら棒読みで「いいですね…これを使えば…テレビでも…簡単に観られるってことですよね…」と披露する一幕もあった。

また、役柄と同じ状況になった時に殺し屋になるか否かを問われた時には、市原の口調をマネて「なりません。"憎しみから憎しみ"はダメですからね。やられたらやり返す。それはダメ。やられても許す。これが1番」と語るなど、イベントは終始、要のペース。市原はタジタジの様子だったが、締めのあいさつでは「僕自身楽しませていただきました。こんなに和気あいあいとした会見は初めてです」とうれしそうな笑顔を見せていた。

左から平川雄一朗監督、金子ノブアキ、市原隼人、要潤、山本美月、菜々緒、岩本仁志監督