「第5回防災コンテスト」の参加者を募集

独立行政法人防災科学技術研究所は、地域の防災力を高める取り組みとして、平成26年6月より「第5回防災コンテスト」を開催しており、現在参加者を募集している。

地域の防災上の課題や、その解決のための作品を募集

安心・安全な毎日を送るためには、地域に住む一人ひとりが、災害に対して備える意識を持つことが非常に重要となる。これからの防災活動は、楽しく継続的に取り組めることや、災害時に自然と助け合う関係を築くことが望まれるという。

同コンテストは、こうした防災の取り組みを実践している、またはこれから取り組みたいと考えている全国の人々から、地域の防災上の課題やその解決に向けたアイディアを作品としてまとめた「e防災マップ」「防災ラジオドラマ」を募集するというもの。

e防災マップ」は、防災マップの作成に使用される、インターネットの地図作成システム。地域の調査で得られた情報や、災害時の対策を検討した結果をハザードマップに重ね合わせることで、いざという時に役に立つ地域オリジナルのマップを作成することができる。作成したマップは、インターネットに公開したり、印刷して配ったりすることで、災害時に協力し合う体制づくりに役立つという。

「e防災マップ」「防災ラジオドラマ」を募集する

「防災ラジオドラマ」は、「もし自分の住む地域で災害が起こったら…?」をテーマに、起こりうる出来事やその解決策を、7分程度の脚本や音声に起こすというもの。特別な準備は必要なく、少人数からチャレンジすることができる。作ったドラマを公開することで、防災活動に参加していない人々も、防災意識を高めることが可能となる。

同コンテストは、防災活動が目的のグループに所属していなくても、防災活動を少しまじめに始めてみたいと考えている人であれば、誰でも参加可能。応募締め切りは、平成26年12月下旬。結果発表は、平成27年2月上旬。表彰式・シンポジウムは、平成27年2月下旬から3月上旬を予定している。表彰は、「e防災マップ」「防災ラジオドラマ」それぞれ、最優秀賞1点、優秀賞10点程度となる。