女優の石原さとみと松下奈緒が、10月スタートのフジテレビ系ドラマ『ディア・シスター』(毎週木曜22:00~22:54)で初めて共演し、W主演を務めることが2日、明らかになった。

ドラマ『ディア・シスター』で初共演する石原さとみ(左)と松下奈緒

本作は、自由奔放で天真爛漫な妹(石原)と真面目で不器用な姉(松下)が織りなすラブコメディー。2人は本作が初共演となり、番組スタートを前に石原は「TVで見ていてとてもきれいな方なので緊張しますし、お会いするのが楽しみです! (撮影現場で)カットがかかっても、松下さんをなれなれしくお姉ちゃんと呼ばせてもらって(笑)。邪険に扱われるぐらいまで仲良くなれたらなと期待しています!」、松下は「とてもかわいらしい方という印象があります。かわいい妹にどんなことを言われ何をされるのかドキドキしますが、やっぱり姉妹だよね。と思っていただけるような姉妹像を作っていきたいと思います」とそれぞれ意気込みと共に互いの印象を語った。

石原が演じるのは、偏差値は低いが要領は良い27歳の妹・深沢美咲。天性の美貌に加え、生粋の甘え上手で、器用に生きてきた典型的な妹タイプ。高校卒業後、家出をして行方知れずになった彼女が、ある日突然姉の部屋に転がり込んでくる。実際に兄がいる石原は「年々、仲良くなっていっています。つい先日、兄がパパになり、私は叔母になりました」と明かし、「これから環境や悩みは変わっていくけど、もっと相談し頼っていきたいなと思います」と今回の役柄とは違う妹の一面をのぞかせる。

一方の松下は、偏差値は高いが要領は良くない29歳の姉・深沢葉月。同じ職場で働く恋人との早期結婚を目指している区役所職員で、几帳面で潔癖な委員長タイプだが、少々不器用な部分も。「今までで出演させていただいた作品のなかでも、ここまで等身大でリアリティーのある作品に出演させていただくのは初めてですので、とても楽しみにしています」と語り、「妹が一人います。たまにケンカしますが、お互い20代になってからは姉妹でもあり、女友達のようなそんなところもあります」と実生活の姉妹関係は良好な様子。「妹に対する気持ちは台本をいただいた時からすごく共感しました。私自身長女でどちらかと言うと妹に振り回されてる姉だと思います(笑)」と自身と役柄を比較していた。

役柄の年齢設定、兄弟姉妹関係が実際と同じという石原と松下。そんな2人が演じる凸凹姉妹がひとつ屋根の下で暮らしはじめ、丁々発止の姉妹ゲンカを繰り広げる。同居をきっかけにさまざまな騒動が巻き起こる中、互いにある"秘密"を抱えていることが明らかになる。今回のオリジナル脚本を手掛けたのは、『ラスト・シンデレラ』の中谷まゆみ氏。演出は、石原も出演した『リッチマン、プアウーマン』などで知られる田中亮氏が務める。