政府は2014年度予算に計上している新たな政府専用機について、8月12日、政府専用機検討委員会においてANAホールディングス(以下、ANA)が提案していたB777-300ERを採用することを決定した。

機種概要(B747-400の標準座席数。現行の政府専用機の乗客用座席数は約150席)

新たな政府専用機については、日本航空(以下、JAL)・ANAともにB777-300ERを提案していた。今回の選定に関しては、新たな政府専用機として必要な要求事項を全て満足していること、また、機体の性能、機内の仕様、後方支援、教育訓練、納期、経費等について評価を行ったところ、ANAが最も高い評価となったことを選定理由としている。なお現行の政府専用機は、JALが整備するB747-400である。

機種選定は2013年8月7日に、政府専用機検討委員会の「政府専用機に関する対応方針について」において後継機の調達と条件を決定し、4月25日に提案希望会社に対して提案要求書手交、6月24日に提案者より提案書を受領、そしてこの8月12日に政府専用機検討委員会において機種が決定した。