八王子市夢美術館は8月31日まで、特別展「11ぴきのねこと馬場のぼるの世界展」を開催している。

《11ぴきのねことあほうどり(部分)》こぐま社 1972年刊 印刷原稿(特色刷り校正用リトグラフ)

馬場のぼるの作品が織りなす世界の魅力を紹介

同展は、漫画家・絵本作家 馬場のぼる(1927-2001年)の、絵本「11ぴきのねこ」のシリーズを中心とした作品展。

《11ぴきのねことぶた(部分)》こぐま社 1976年刊 印刷原稿(特色刷り校正用リトグラフ)

「11ぴきのねこ」のシリーズは、好奇心旺盛で、貪欲で、ちょっとずるいところもある、けれどもなぜか憎めない11ぴきのねこたちが繰り広げる物語。1967年の第一作誕生から今日まで、そののびやかな表現とユーモアあふれるストーリーで子供から大人まで幅広い世代に愛され続けている絵本シリーズとなっている。

《11ぴきのねことへんなねこ》こぐま社 1989年刊 印刷原稿(特色刷り校正用リトグラフ)

同展では、絵本や漫画の印刷原稿や原画、スケッチなどの資料に加え、幼少期や青年期の貴重なノートやイラストなども合わせて展示し、馬場のぼるの作品が織りなす世界の魅力を紹介する。

会期は、7月19日~8月31日。会場は、八王子市夢美術館(東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F)。休館日は月曜日。開館時間は、10時から19時(入館は閉館の30分前まで)。観覧料(税込)は一般500円、学生(高校生以上)・65歳以上250円。会期中、小中学生および未就学児は無料。