――今回ニコラさんは、マーク・ウォールバーグさんが演じる、夢を追い求める発明家で、娘に対して過保護なケイドの娘役を演じましたが、実際にケイドのようなお父さんがいたらどう思いますか?

ニコラ:ケイドは自分の父親に似ているんです。私は兄が4人、弟が2人で男兄弟に囲まれているということもあり、自分の父も過保護なので、ケイドの過保護さがよくわかりますし、夢を追い求めて発明家として一生懸命やるというところも好きです。また、演じているマークさんも大好きです。才能あふれる方なのですが、とても熱心で準備もしっかりする方で、毎日現場で彼から吸収することがたくさんあり、すばらしい経験をさせていただきました。

――ジャックさんは、ガールフレンドの父親がケイドのような人だったらどうしますか?

ジャック:そういう彼女とは付き合いません(笑)。

――今回2人そろって来日されましたが、ニコラさんは日本に対してどういうイメージをお持ちですか?

ニコラ:15歳くらいの頃にも来日したことがあるのですが、その時は1日か2日しかいなかったので、ほとんど街を見ることができませんでした。それでもすごく美しい街という印象で、人々が優しくていい方たちばかりだったので、今回戻ってくることができてうれしいです。そして、ジャパン・プレミアでは、実際にファンのみなさんとお会いできてとてもうれしかったです。

ジャック:トランスフォーマー30周年という年に来られたのもすごいよね!

――ジャックさんは、黒澤明監督が好きとのことですが、彼の作品にどこで出会って、どういうところに魅力を感じましたか?

ジャック:祖父が黒澤監督の大ファンということから、監督の作品を見ることができました。昔、命に関して考えていた時に『生きる』という作品を拝見して、その概念によって、自分の心の中に平穏がもたらされたという経験がありました。黒澤明監督は、難しい概念や発想というものを、だれにでも見て感じてもらえるように単純化し、触れることのできるリアルなものとして届けてくれる。それが、心に訴えるすばらしいところだと思います。

――最後に、将来の夢を教えてください。

ニコラ:今回のように尊敬する方々と仕事を続けられたらと思いますし、『トランスフォーマー』のような現場で仕事がしたいです。とにかく今は、吸収して学ぶ段階だと思っていて、それを楽しんでいる自分がいます。どんどん自分を成長させ、女優としても成長したいです。

ジャック:この作品に出演したことで、いろいろな機会ももたらされました。この作品以降も、自分が誇りに思えるような作品に参加することもできましたし、『トランスフォーマー』がそれを可能にしてくれたと思っています。また最近、自分で制作会社をはじめたので、自分の故郷アイルランドでおもしろい作品づくりをしていきたいと思っています。興味を持っているドキュメンタリーも手掛けてみたいですし、自分の愛してやまないことをたくさんやっていきたいです。

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