三井不動産レジデンシャルとトラフ建築設計事務所、株式会社カヤックは8月6日より『2020 ふつうの家展 ~Park Homes EXPO 2014~』を「パークホームズイマジネーションミュージアム」(東京都中央区)にて開催する。同施設で、少し未来の「すまいとくらし」を体験してきた。
家がパートナー
同展では、ICTと住空間が一体化した「少し未来の家」を体感することができる。家が人のパートナーのようになり、住人のコミュニケーションを豊かにするような住まいの形を提案している。
キッチンが献立を提案
「ツクル空間」と称されたキッチンでは、タブレット端末で家族の栄養バランスや好みを考慮した献立を提案してもらえる。作業台にはレシピが投影され、天井のスピーカーとともに細かく説明。「次へ」とマイクに向かって叫べば次の手順に進んでくれるという機能もある。何と、包丁の研ぎ時になると音声で知らせてくれるという機能も付いている。
テーブルに思い出が映る
「キオクスル食卓」はダイニングテーブルを真上から撮影する機能がついた食卓だ。真上のカメラで日々の食卓やパーティーの様子を記録し、そのままテーブル上に映写することが可能。食卓の風景をリアルに再現することができる。
世界中と「ツナガル窓」
「ツナガル窓」はオンラインビデオ通信システムを窓に見立てて住空間に組み込んだもの。ダイニングテーブルの横に設置することで、離れた場所にいる人と食事を共にすることもできる。取材時には、実際にフィリピンの子供たちと画面越しにゲームをするという試みが披露された。「世界と一緒に住む環境づくり」を目指しているという。
気分で扉の音を変えられる
「オトノナル扉」は、その日の気分で扉が開く音を変えられるという仕組みになっていた。サプライズでバースデーソングを流すこともできれば、帰宅の遅い家族への怒りを表現することも可能。扉をコミュニケーションツールにすることができるという。
完全予約制で開催
同展の期間は8月6日~10日、23日、24日、30日、31日。完全予約制で、時間は各回60分。会場は東京都中央区佃1-11-8 ピアウエストスクエア 3階「パークホームズイマジネーションミュージアム」(通称イマジアム)。申し込みなどの詳細は、同展Webサイトで確認できる。