ソニー不動産は1日、本社兼第1号店舗である銀座オフィス(東京都中央区)にて営業を開始した。一般顧客向けの売買仲介サービスおよび賃貸管理を中心としたプロパティマネジメントサービスを提供していく。

同社は、不動産先進国といわれる米国型のエージェント制度を導入。売買仲介サービスにおいて、物件の売却サポートは売却専門の「売却エージェント」が、物件の購入サポートは購入専門の「購入エージェント」が担当する。このように担当エージェントを組織的に分けることで、それぞれのニーズに特化した公平なサービスを実現するという 。

ソニー不動産トップページ(出典:ソニー不動産Webサイト)

仲介手数料については、「かかった分」だけの手数料を算出するという発想に基づき、成約価格だけではなく、顧客に提供する各種サポートの内容に応じて手数料額が変動する料金体系を設定し、合理化を追求。また、不動産の賃貸管理を中心とする業務をオーナーに代わって行うプロパティマネジメントサービスにおいても、1部屋当たりの基本手数料を設定した上で、戸数に応じて手数料額が変動する料金体系を設定する。

顧客ニーズに対応するため、独自の情報システムを活用してマーケットデータを分析。物件情報をわかりやすく、かつ豊富に提供していく。一方、プロパティマネジメントサービスにおいては、賃貸管理だけでなく、各種リフォームや相続対策など、各オーナーのニーズに応じた専門的なサービスを展開していくという。