内閣府はこのほど、「循環型社会形成に関する世論調査」の結果を発表した。それによると、レジ袋の無料配布を禁止する動き(以下、有料化)について「賛成」と答えた人は61.1%となり、前回調査(2005年)より6ポイント増加した。

同調査は、2014年6月12日~22日に個別面接方式で行われ、1,880人から有効回答を得た。

レジ袋の有料化について賛成する理由を聞くと、最も多かったのは「資源の消費を抑制できるため」で前回比7ポイント増の74.0%。次いで、「マイバックを持参して買い物をしているため」が同22.9ポイント増の58.9%となった。

一方、反対する理由については、「レジ袋などは家庭で再使用しており、無駄にはしていない」が前回比2.2ポイント増の75.8%、「レジ袋などの無料配布はサービスの一環であるべき」が同3ポイント増の31.1%となった。

レジ袋のために払ってもよい費用については、「3~5円」が最多で前回比12.6ポイント増の42.1%。以下、「1~2円」が同1ポイント減の30.7%、「6~10円」が同3.8ポイント減の8.8%と続いた。

使い捨ての製品・容器・包装で無駄だと思うこととしては、「通信販売での二重以上の包装、大きな包装」が圧倒的に多く65.9%。次いで、「宿泊施設での歯ブラシ等の使い捨て製品の使用」が35.9%、「コーヒーショップでの使い捨てカップを用いた店内販売」が27.9%、「コンビニエンスストアでのレジ袋の無料配布」が27.1%となった。