初回視聴率26.5%を記録した木村拓哉主演のフジテレビ系ドラマ『HERO』(毎週月曜21:00~)が今晩、15分拡大放送で第2話を迎える。

『HERO』の第2話で共演する北川景子(左)と谷原章介

第2話のテーマは「痴漢」。木村拓哉演じる検事・久利生公平はこの日、エリートサラリーマン・勝俣大毅(岩瀬亮)の痴漢事件を担当する。久利生の取り調べに、素直に容疑を認めた勝俣。取り調べを終えると、谷原章介演じる弁護士・桜井丈太郎が東京地検城西支部に現れる。桜井は勝俣の一時帰宅と、女性との示談交渉を要求。そして、警察での取り調べを録音していたボイスレコーダーを再生する。

録音されていたのは、刑事の恫喝まがいの声と怯えた様子の勝俣の声。桜井は違法な取り調べを盾に要求を飲ませるのが狙いだった。冷静に話を聞く久利生の横で、北川景子演じる事務官・麻木千佳は納得できずに抗議するも、桜井に「素人は黙っていてください」と一蹴されてしまう。

結局、久利生は勝俣を解放。怒りが収まらない千佳は、取り調べした警察署に抗議の電話をするが、ここでも相手にされずに意気消沈する。そんな千佳に久利生は自身の最終学歴のことを告白。茫然としてしまう千佳。久利生は、そんな千佳を促して勝俣の被害者・宮原祥子(大谷英子)のもとを訪ねる。示談に応じるつもりはないときっぱりと答えた祥子。しかし、後日、久利生のもとに桜井が再び現れ、示談が成立したことを告げる。

オフィシャルサイトではあらすじのほか、第2話の予告動画もアップされている。痴漢事件に「最低!」と怒りに震える千佳や桜井の「これは違法な取り調べですよ」「素人は黙っていてください」という冷静沈着な言葉、久利生が「ちょっと行ってくるわ」とおなじみの"おでかけ捜査"に行くシーンや新しい通販商品を試している場面など。最後は、「ちょっとズルくないっすか先生」(久利生)と「潔く負けを認めてくださいよ」(桜井)の2人の対決を思わせるセリフで締めくくられている。

『HERO』は、東京地検城西支部を舞台に、木村扮する検事・久利生公平とそこに所属するメンバーの群像劇を描いたシリーズの第2弾で、2001年以来13年ぶりに復活。14日の初回放送の視聴率は26.5%で今年のドラマ1位に。瞬間最高視聴率は28.6%だった。