大阪にある水族館・「海遊館」のアザラシが人気爆発中だ。理由はシンプルで、とにかくかわいいから! あまりのかわいさに各種SNSでも話題騒然で、連日、同館のアザラシネタがTwitterFacebookをにぎわしているほどだ。

ガラス越しにこんなとぼけた顔されたらノックアウト寸前かも!

そのアザラシは「ワモンアザラシ」(英名=Ringed seal、学名=Phoca hispida)といい、小柄でまるまるとした体型、つぶらな瞳、“ネコっぽい”顔が特徴である。生息地は北極海とその周辺海域で、背中から腕側にかけて白っぽい輪で囲まれた斑点があるのも特徴のひとつ。

体長は約1.6m、体重約60kg。アザラシの仲間の中ではもっとも小型な種に数えられるんだとか。

ぽてっとした体型

まんまるおめめ

ネコ顔

また、同館の飼育員さんによると、水の中で直立してぷかぷか浮いていることがよくあるそうで、「水面から顔だけ出してる姿は温泉に入っているみたい」だそうだ。

い~い湯~だ~なっ♪

氷はちょうどいいあご置きに

カメラ目線

また、怒るとおなかをパチパチと叩く癖があるというが、そんなかわいい仕草で怒りを表現されたら、見ている方は何だか癒やされてしまいそうである。

4頭それぞれが個性的

現在、海遊館には2頭のオスと2頭のメスが暮らしている。最年長のアラレ(♀)は推定8歳。「にっこり笑うワモンアザラシ」としてネット住民を歓喜させているご本人だ。ポスターなどにも採用されているほどのアイドルアザラシでありながら、実は臆病な性格というのも好感度アップポイントだったりする。

折れて潰れて眠るアラレ3連発!

推定7歳のフブキ(♂)は、4頭の中で1番身体が大きく、パグ犬のようなしわくちゃな顔が特徴だ。

表情の豊かさが半端ない!

その他、推定4歳のユキ(♀)は、雪かきする飼育員さんと一緒になって雪をかくのが大好き。「待て」もできるお利口さんだけど、「待て」の最中は目がうつろになり、よだれが出てくることも。飼育員さんいわく、「“無”になっているんでしょうね」とのこと。推定5歳のモヤ(オス)は、前足をあげるポーズやお腹をみせるポーズが得意なんだそうだ。

と、ここまで読んだところで、勘の鋭い方はお気づきのとおり、4頭共に天候に関連した名前なのだ。ネーミングにも、センスがきらりと光っている。

生き物の世界を「体感」できる絶好の展示

4頭と出会えるのは、2013年3月にオープンした「新体感エリア」だ。こちらのエリアでは、世界最大級のドーム型水槽で泳ぐワモンアザラシを間近で鑑賞できる他、仕切りが胸ほどの高さまでしかない場所でイワトビペンギンに会うこともできる。さらに、サメやエイにタッチできるふれあい体験水槽まであるという。

なんだか未来的な光景

いろんな角度からコンニチハ

ちなみに、2014年は同エリアに期間限定で「体感! 熱帯雨林」が加わっており、ゆったり眠るナマケモノや、目の前を泳ぎ回って昼寝しまくるコツメカワウソなどといった熱帯で暮らす生き物たちの様子も楽しむことができるんだとか(2015年1月までの期間限定)。

同館によれば、「他にも、大迫力の太平洋を模した高さ9mの“太平洋”水槽など見どころ満載です。ハンマーヘッドシャークやエイから、ナポレオンフィッシュまで、世界最大の海に暮らす魚たちを是非間近に眺めてみてください」とのこと。

とはいえ、何はともあれ、絶対に会っておきたいのはキュートなこの4頭という人が多数派かも!? 夏の間なら、北極圏の涼しい雰囲気を味わうこともできて一石二鳥! 是非一度、訪れてみてはいかがだろうか。

癒やし度マックス!

天使のような微笑み

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