アサツーディ・ケイはこのほど、60代シニア層の生活意識や行動に関する分析結果をまとめた「アラ☆ダン研究所 シニアレポート第3号」を発表した。

同調査は、2013年5月23日~6月14日の期間に行われた「ADK生活者総合調査 2013」から抽出。有効回答は1都3県(東京・千葉・埼玉・神奈川)に住む12歳~69歳1万1,968人(60歳~69歳985人)。

個人の幸せの度合を10点満点の「幸福度得点」として採点したところ、60代が他の年齢層を大きく上回ったことが判明。性年齢別に見ると、60代女性が平均6.89点でトップ、次が10代女性の6.59点、60代男性の同6.55点と続いた。一方、最も低いのは20代男性の同5.39点で、総じて女性の方が幸福度は高かった。

「幸福度得点」の平均

「自分にとってのよりどころ」を、60代男女の中で幸せの意識が高い層(幸福度得点7点以上)と低い層(同6点以下)で比べると、幸福度が高い60代男性は「配偶者(妻)」(68%)に集中。他方、幸福度の高い女性は「配偶者(夫)」(58%)のほか、「子ども」(59%)や「趣味や特技」(42%)など幅広い答えが挙がった。

趣味やスポーツなどの活動状況を見ると、幸福度の高い60代女性は趣味活動の活発さが際立っており、「旅行(国内・海外)」「料理・お菓子づくり・パンづくり」といった趣味を楽しんでいる割合は全年齢層の中で圧倒的に高かった。