日本の敗退に中国もがっかり

サッカーワールドカップで日本がグループリーグ敗退。6月25日早朝のこのニュースは、中国版ツイッターのウェイボー上でも話題をさらった。たとえ自国チームが参加できなくても中国人はサッカー観戦が大好きだし、同じアジアのチームである日本と韓国の試合には期待があったようだ。今回の敗退を目にして、「ワールドカップは欧米の祭典なのか」と嘆くコメントも見られる。

「日本隊全員お疲れ様でした」

日本対コロンビアの試合については期待が大きかっただけに、失望も大きかったようだ。試合終了後には、「個人能力としては歴史上最強の日本チームがグループリーグで敗退したのは、監督であるザックの采配に問題があったからだ」「香川の状態がひどく悪かった。最大の問題はFWだ。大久保は何してるんだ」と悔しさをぶつける意見から、「日本隊全員お疲れ様でした(隊はチームのこと)」と日本語で書き込まれた心温まるコメントまで様々なものが見られた。また、その中には「日本チームは「不進球」のピカチュウを選んだから…」という謎のコメントが。え? ピカチュウ?

伝言ゲームでピカチュウがマスコットに

ウェイボー上では、「ピカチュウが日本サッカー協会公式により2014年ワールドカップの日本チーム公式マスコットに選ばれた」というニュースが出回っている。これはおそらく、「アディダスが日本サッカー協会提唱の『夢を力に2014』に賛同して繰り広げている『2014円陣プロジェクト』の一環として、ピカチュウをマーキングした子ども向けレプリカユニフォームを発売した」というニュースが、伝言ゲームによってゆがんでしまった結果だと思われる。

「選手のユニフォームにピカチュウをつけるなんて、敵を萌えでくらくらさせる気ね!」などとその作戦(?)を評価する一方、「「不進球」のピカチュウを選んだから、ゴールが決まらない」という前述のネタも広がっている。「不進球」とは中国語で「ゴールが決まらない」という意味でもあるし、モンスターボール(球)に入らないというピカチュウの特徴をも示している、いわゆる掛け言葉だ。

もちろん、「2018年にもう一度日本チームが見れますように!」という書き込みも見られる。日本チームは日本だけではなく、アジアの期待も背負っているのだと感じる。2018年も頑張れニッポン!

※本文と写真は関係ありません