熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップを中心に、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分の芸能ニュースを総ナメできる!

※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【ノンストップ!】→【ノン】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】と略表記します

●「あの新垣隆氏が生出演、生演奏&騒動を激白!」【ノンストップ】

佐村河内守氏のゴーストライター騒動で渦中の人となった新垣氏が、何と生出演するという。オープニングから登場した新垣氏は表情が硬く、声が震え、明らかに緊張している。

まず「番組と設楽統をイメージした」というピアノ演奏を即興披露すると、スタジオは大拍手。設楽から「僕の曲、ゴーストライターで書いてもらえませんか?」と依頼されると、新垣氏は困惑しながらも「それは……はい」と受けてしまった。押しの弱いキャラは、ある意味芸能界向きかも。

大学講師を辞めた今はピアノ伴奏やひたすら作曲をしているそうで、「今後は演奏、伴奏の仕事をしながら、曲を作っていきたい。現代音楽がメインなんですけど」と話すと、設楽が「映画とかアニメとか、全ジャンル行けるんですよね」とゴリ押し。新垣氏は戸惑いながらも、「……はい」とようやく笑顔を見せた。

さらに同い年のLiLiCoから、「ふだん何をしているの?」「どんなお酒が好き?」などとマシンガン質問を浴びせられた新垣氏は「音楽以外はボーっとしています」「ビアレストランでバイトしていたので、ビールが好き」と丁寧にコメント。やはりマジメな人だ。

続けて設楽が「ご結婚は?」、LiLiCoが「どんな人がタイプ?」とプライベートに踏み込むと、困った顔になったが、「……じゃあ、今度LiLiCoさんお酒でも」と開き直ってしまう。最後も設楽から「またテレビに出ますか?」と聞かれ、新垣氏は「テレビは今日が卒業式だと思っています」と即答。しかし、設楽が「でも頼まれたらまた……曲の宣伝をしますから」と追い打ちをかけると、「……ぜひお願いします」と苦笑い。やっぱり押しに弱すぎる。

●「豪雨と厳戒態勢の総選挙」【ミヤネ】

大雨の中、7万人のファンを集めて行われたAKB48選抜総選挙。先月25日の襲撃事件を受けて警備を強化したため、開場を1時間早めるなど厳戒態勢の中で行われた。実際、ペンライトも分解して中を確認するなど、最低1人1分をかける徹底ぶりだったという。

開演時間45分遅れでイベントはスタートしたが、最大の注目は事件被害者の2人。入山杏奈は20位で電話出演し、川栄李奈は選抜入りの16位でサプライズ出演して元気な姿を見せた。

テレビ中継の司会を務めた宮根誠司の事前予想は、1位渡辺麻友、2位指原莉乃、3位山本彩と、大阪びいき以外ほぼ的中。あらためてイベントを振り返った宮根は、「僕も金属探知機検査を受けましたが、誰一人文句を言わなかった。AKBは劇場からの叩き上げですから骨太感を感じましたね。順位づけをやめる世の中になっているのに、あえてそれに挑むのは立派。許されない事件があった中、寒かったけど、ファンのみなさんとメンバーが作った温かい一日でした」と大絶賛で締めくくった。

●「山路徹が再び緊急生出演。復縁の可能性は70%!」【ノンストップ】

元妻・大桃美代子が患っていた白内障の手術が成功したことを聞いた山路が緊急生出演。「今回のニュースはうれしくて仕方がない」と喜びを語ると、早くもエンジン全開に。「今のところ復縁率70%くらいだと思います。メールでも何でもやり取りが成立していますからね」とニヤニヤしはじめた。さらに、「お見舞いメールを送ったら今朝返信があって、『健康第一。あなたも健康に気をつけてね』と書かれていた。これは復縁に向かっているとしか言えない」とドヤ顔を見せる。

設楽統らスタジオのメンバーから「ホント?」と疑われると、「追いかけると逃げたくなるでしょ。だからこちらも調整してアプローチしている」と戦略を披露してしまう。これを聞いた大桃はどう思うのか。最後は、「食事に行けたら80%、彼女の家に行けたら90%になる」と話していたが、山路氏が話すとネタっぽくないのがいい。

●「大島優子卒業、恋愛解禁で結婚は?」【PON!】

AKB48の大島優子が秋葉原のAKB48劇場で最後の公演を終え、グループを卒業。2006年4月にアイドル人生をスタートさせた原点の場所で、代名詞の『ヘビーローテーション』など23曲を歌い上げた。

しかし、報道陣の注目はステージよりも、今後のこと。すなわち、「卒業イコール恋愛解禁」の話だ。好きなタイプを聞かれると、「余裕のある人。お父さんみたいな人。(父は)かつての藤井フミヤさんに似ているんですよ」といまだアイドル回答。これまで「27歳までに結婚したいと言っていたことについても、「10代のころから思っていたことなので、できなくてもいい。憧れと現実は違いますからね」とファンを思いやるコメント。基本的に質問NGのない大島はさらに、「子どもは20代までに2人、30代であと3人くらい産んで、最低3人、最高5人ほしいです」と話した。ともあれ、マスコミのプライベート密着がスタートしたのは確かだ。卒業後、初スキャンダルの相手はどんな男性なのか。

●「独占密着。YES高須克弥院長が壮絶過去を激白!」【ノンストップ】

現在、週の半分を名古屋郊外のウッドハウスで過ごす高須院長。69歳にして年商60億の実業家だが、妻を亡くしてからは1人暮らしで、食事は自分で準備しているという。

その人生は波乱万丈。1945年、医師の家庭に生まれて裕福な少年時代を送るが、「学校へ行ったらイスに画びょうが置かれていたり、カバンが捨てられていたり」「一番ひどいのは頭を石でゴンとやられてハゲたこと。生傷が絶えなかった」と壮絶なイジメを明かす。

その後、必死で勉強して医学部に入ったが、そこでもイジメが待っていた。「医者は初めから階級ができている。命に関わることから上のことをやる人ほど身分が高くて、美容外科の患者は病気ですらない人だから身分が低い」「親族も美容外科の僕を親戚の恥だと思っていました」と劣等感を素直に話す。

ただ、「ライバルがいないからトップを狙えると思った」という狙い通り、美容外科の世界でトップに躍り出たが、その後バブルが崩壊し、100億円もの借金を抱えてしまう。そこで高須院長が考えた起死回生の策は、自分の体を実験台にして未承認の医療品や治療法を試すことだった。約400回の治験を経て、海外の最先端技術を身につけ、借金をわずか10年で完済。最後に高須院長は、「人生は劇場。生きている間中、舞台に上げてもらえるわけだから、できるだけ面白おかしく芝居を盛り上げて一生を終えたいと思う」と笑顔。何だかちょっとカッコよく見えてしまう。ちなみに今は、ダライ・ラマ14世、ロシアのプーチン大統領を支援しているらしい。その突き抜け感はタレント以上で、まさにホンモノだ。

●「水樹奈々がファンの暴走に困惑。ポテチを大量投棄!」【スッキリ】

人気声優の水樹が思わぬトラブルに見舞われた。大ファンの25歳男性が、水樹のライブ応募券つきポテトチップスを大量投棄して逮捕されたのだ。その量は1068袋、段ボール89箱分、重さ200キロ、30万円分というからスゴイ。これを兵庫県の雑木林に不法投棄したらしいが、どうしてこんなに買ってしまったのか? その理由は当選確率の低さ。バックステージに入れる権利は、わずか10人にしか当たらないため、大人買いしてしまったのだろう。

この事件を受けた水樹はブログで、「みんなでゴミを拾って、地球を綺麗にしようという『まるごみ』プロジェクトに、初回から参加させていただいてる水樹としては、物凄く悲しい事件でした」と心境を明かした。ファンなら水樹が同イベントのスペシャルサポーターを務めていることは知っているはず。それだけに悲しかったのだろう。

今回の一件は、ゴミの日に指定場所へ出されていたら逮捕はなかった。ただ、食べ物を捨てるのもよくないことだけに、商法への批判が集まりそうだ。

●「西城秀樹、2度の脳梗塞を乗り越え、家族のために熱唱」【ノンストップ】

2003年と2011年に2度の脳梗塞を患った西城。その後、懸命のリハビリを経て現在は年間40本ものステージをこなしているという。番組は前日に行われたコンサートに独占密着。

ステージに上がる直前、「梅雨時は最も体がこわばって動きにくくなる」と入念にストレッチをしている。実際、後遺症でマイクを持ち変える手はたどたどしく、座ったまま歌うシーンも見られた。MCでもろれつがまわらず、その言葉はギリギリ聞き取れるレベルだ。しかし、いざ曲がはじまると、その歌声は全く変わっていないのがスゴイ。ラストはもちろん『ヤングマン』を熱唱。「歌うことは生きがいだし、それがなければ病気に勝てなかったかもしれない」と笑顔を見せた。

再発が多く、死に直結する病気だが「死への恐怖はあります。でもそればっかり考えたら前に進めないので、今日や明日というふうに考えたらダメ」と前向き。先日、自分の墓を買ったようだが、西城には17歳年下の妻と小学6年、5年、4年の子どもがいるからなのだろう。現在59歳だけに、「来年は言いますよ。『ヒデキ、還暦!』って」と明るく締めくくった。

●「こじはるが公約通り、天カメ出演! 波打ち際で……」【PON!】

先月末の放送で、「応援してくださるファンのためにAKB48選抜総選挙で、9位以内に入ったら、ザ・たっちさんの代わりに天カメ出演します。江の島行きます!」と宣言していた番組レギュラーの小嶋陽菜。第8位に入ったことで、この日の天カメ中継が実現した。

海岸に誰もいないほど梅雨空で肌寒い中、こじはるはノースリーブにミニスカ姿。「風が強くて寒いです~」と言いながらも、その根性は立派だ。そういえば、当初スクール水着での出演を強要されそうになっていたが、それは回避したのか。

こじはるが「総選挙はありがとうございました~」と話すと、AKB48の新曲タイトルに合わせ、ラブラドールレトリバーにふんしたザ・たっちが登場。「波打ち際へ」の歌詞通り、こじはるを波打ち際へ連れていく。落とすのか……あぶない! けっきょく落ちたのは、ザ・たっちの2人だけという“お約束”に終わった。天カメは距離の遠いカメラだけに、こじはるの顔は全く映らず。このユルさが朝のレギュラー番組を持ち続ける秘けつか。

●「神戸蘭子がハワイ挙式。スタイリストの夫と作ったドレス」【PON!】

今年元日にスタイリストと結婚した神戸蘭子がハワイで挙式を行った。ウェディングドレスは、洋服作りが趣味の神戸が「夫と2人でデザインした」アロハ柄の力作。「背が低くてもスラリと見えるようにサイドのシルエットにこだわり、ミニとロングを組み合わせた」という。

夫がスタイリングを手がける、はるな愛も出席するなど、なごやかなムードの結婚式を終えた神戸は、「楽しい仲間と一緒にハワイで結婚式ができてすごく幸せ」と感極まった様子。夫について聞かれた神戸は、「優しい。飲んだくれても怒らない」とラブラブで、「笑顔の絶えない、バカしたりふざけたりし合えるような、将来的には子供もいて明るい家庭を作っていきたいです」とコメントした。

そういえば、小倉優子と優木まおみの夫はヘアメイクだし、かつてのリア・ディゾンの夫はスタイリストだった。女性タレントと結婚したければ、「2人きりで話せてスキンシップもできる」これらの仕事が近道なのかも。


金曜早朝にサッカーのワールドカップ・ブラジル大会が開幕。試合は日本時間の深夜か午前中に行われるため、ワイドショーにとってはタイムリーな時間帯だ。速報で伝えたり、リアルタイムで放送したり、家族への中継をつないだり、オリンピックと同様の盛り上がりを見せるだろう。

各番組は芸能ニュースの扱いを減らすことになりそうだが、芸能記者たちはむしろこういう時期に芸能人のスクープを狙っている。7月のテレビ番組改編期を控え、人の動く時期でもあるだけに、思わぬ特ダネが見られるかもしれない。

木村隆志

コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。