俳優の田村正和と女優の松たか子が、7月期のTBS日曜劇場『おやじの背中』(毎週日曜21:00～21:54)の一作で、16年ぶりに共演することが12日、明らかになった。

父娘役を演じるを田村正和(左)と松たか子(右)

『おやじの背中』は、倉本聰･三谷幸喜ら毎回異なる10人の脚本家がオリジナルストーリーを手がけ、それぞれ10組の俳優が父子を演じる1話完結の連続ドラマ。田村と松は、その一作「圭さんと瞳子さん」に出演する。

2人が演じるのは、長い間ずっと父と娘だけで暮らしてきた親子。田村演じる父親は、適齢期になっても恋愛や結婚などの気配を感じさせない娘を気遣い、一方、松演じる娘は、ずっと独身を通してきた父のことを気にしている。2人はお互いのことを心から思いやりながら、淡々とした日常を重ねていく。

田村と松の共演は、『じんべえ』(フジテレビ系1998年10月～12月)での親子役以来、約16年ぶり。田村は「久々に会えてうれしかった。ただ、たか子さんは16年前からどんどん成長していますが、ぼくは16年前で止まっているので、大丈夫かなあ(笑)。これから頑張りましょう」と語り、松も「とてもうれしく、ワァという感じです。前回とは全然違う親子の話でご一緒できることをすごくうれしく思い、興奮しています」と喜んでいる。

「圭さんと瞳子さん」には、そのほか、松にプロポーズする職場の同僚役でお笑いタレントのバカリズムが、田村の入院先の看護師役で女優のキムラ緑子らが出演する。