女優の長谷川京子が、7月7日にスタートする宮部みゆき原作、小泉孝太郎主演のTBS系ドラマ『ペテロの葬列』(毎週月曜20:00~/初回のみ19:00~2時間スペシャル)でヒロイン役を務めることが5日、明らかになり、そのほかの主要キャストも発表された。
本作は、2013年7月期放送『名もなき毒』の続編で、宮部みゆきによる「杉村三郎シリーズ」最新作の同名小説が原作となっている。主人公は、義父が会長を務める今多コンツェルンの広報室「あおぞら」編集部に所属する杉村三郎で、前作に引き続き小泉孝太郎が演じる。そしてこのたび、ヒロイン・間野京子役に長谷川京子が決定した。シングルマザーの間野は、杉村の妻・菜穂子を担当するエステティシャンだったが、家庭の事情でエステティシャンを辞め、菜穂子の紹介で「あおぞら」編集部に入る。
長谷川は「間野京子という女性が、原作とは違う立ち位置になるということなので、自由に作り込むこともできると思いますし、脚本をヒントに作っていくことになると思います」と自身の役について語り、「期待していただいている以上のところへ立ちたいと思っています」と気合を見せている。主演の小泉も「ただ明るくてきれいなだけではなく憂いもありミステリアス感もある雰囲気を持っている女優さんなので、こういう作風ではピッタリだと思います」と太鼓判を押している。
また、そのほかの主要キャストも明らかに。同ドラマは、バスジャック事件の攻防から物語が始まるが、事件の実行犯で、佐藤一郎と名乗る謎の男を長塚京三が演じ、被害者となる金属加工工場の経営者・田中雄一郎役を峰竜太、大学を中退した青年・坂本啓役を細田善彦、介護施設でアルバイトをしている女性・前野メイ役を清水富美加、バス運転手・柴野和子役を青山倫子が演じる。そして、今多コンツェルンの秘書室に勤めるエリート社員・橋本真佐彦役に高橋一生、同社元専務・森信弘役に柴俊夫、事件の真相の鍵を握る謎の女に冨士眞奈美が決定した。
続投メンバーとして、小泉演じる杉村の妻・菜穂子役は国仲涼子が、菜穂子の父で今多コンツェルン会長・今多嘉親役は平幹二朗が務めることも決定。さらに、杉村が属する社内広報誌「あおぞら」の編集長・園田瑛子役で室井滋、編集部員・手島雄一郎役でムロツヨシ、広報室アルバイト・椎名遥役で岡本玲、喫茶店「睡蓮」マスター・水田大造役で本田博太郎が、引き続き出演する。
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