厚生労働省は4日、2014年3月分の被保護者調査の結果を発表した。それによると、3月時点の生活保護受給世帯は前月比3,345世帯増の160万2,163世帯となり、過去最多を記録した。増加は2カ月ぶりで、160万世帯を超えたのは初めて。

生活保護受給者数も前月比4,758人増の217万1,139人と、2カ月ぶりに増加し、過去最多を更新した。

被保護世帯数及び被保護実人員(各月間)(出典:厚生労働省Webサイト)

世帯別に見ると、高齢者世帯(男女とも65歳以上の世帯、またはこれらに18歳未満の未婚者が加わった世帯)が全体の約46%に当たる74万4,355世帯(前月72万4,121世帯)でトップ。以下、その他の世帯が28万6,003世帯(同28万7,570世帯)、傷病者世帯が27万2,356世帯(同28万550世帯)、障害者世帯が18万3,018世帯(同18万5,563世帯)、母子世帯が10万8,399世帯(同11万2,743世帯)と続いた。