資生堂は、2013年に首都圏・関西圏のビジネスパーソン1,248人を対象に「クールビズの実施中、ストレスに感じていること」に関する調査を行った。

その結果、トップは「汗のニオイが気になる」(44.8%)。続いて「汗でベタベタして気持ち悪い」(42.3%)、「暑くて集中できない」(38.9%)という回答が続いた。さらに、「カジュアルシーンよりビジネスシーンのほうがニオイが気になる」と答えた人は63.9%にものぼり、職場での汗やニオイがビジネスパーソンの悩みの種であることが明らかになった。

こうしたことから、同社ではオフィスで快適に過ごすための新習慣として“デオドラントBiz”を昨年から推進している。汗をかいても快適に過ごせるアイテムでケアすることで、汗のニオイを気にしない、気にさせない環境づくりを図ろうという取り組みだ。

資生堂リサーチセンターの研究員・河野佐代子氏によると、ニオイを抑える三大要素は“制汗・殺菌・消臭”。特に大事なのは、汗を分解してニオイを発生させる作用を持つ“ニオイ菌”を殺菌することだという。

同社では制汗剤『エージープラス』を販売しており、制汗・消臭はもちろん、同社が独自に開発した“銀含有ゼオライト”を殺菌成分として配合。この成分が菌に接触し、殺菌することでニオイのもとを絶つことができる。また、用途に合わせ、スプレータイプからスティックタイプ、シートタイプなどがラインナップされている。