メルセデス・ベンツ日本はこのほど、新型コンパクトSUV「GLAクラス」を都内で発表した。「Gクラス」「Mクラス」「GLクラス」「GLKクラス」に続く5番目のSUVモデルで、ラインナップの中では最も小型のモデルとなる。

メルセデス・ベンツのエントリーSUVとしての位置づけとなる「GLAクラス」

「GLAクラス」新CMにも登場する実写版のマリオ

今回発売された「GLAクラス」では、任天堂の人気ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』とコラボレーションを行っている。「GLAクラス」のテレビCMには、懐かしのファミコンソフトの一部が登場するほか、実写版のマリオも出演している。

「GLAクラス」と同じ5月29日に発売されたニンテンドーWii U『マリオカート8』にも、夏頃に「GLAクラス」が登場するという。「マリオカート」シリーズに実在する自動車が登場するのは初めてとなる。家の外でも中でも、「GLAクラス」でドライブできるというわけだ。

ボディサイドは美しさと空力を両立させた「ドロッピングライン」で構成。メーターパネルはシャープな雰囲気だ

「GLAクラス」は、可変トルク配分型の4WDシステム「4MATIC」など、35年以上にわたるメルセデス・ベンツのSUV開発の歴史で蓄えたオフロード技術を、コンパクトなボディに凝縮した。オフロードや雪道などでは、瞬時に適切なトルク配分を行い、高い操縦性と走行安定性を確保。オンロードでは、通常時ほぼ100%前輪駆動で走行し、コーナリング時は積極的に後輪にトルクを配分。俊敏なハンドリングと高い安定性を実現している。

とくに力が入れられているのが、急勾配のオフロード時だ。「4MATIC」には、急勾配の下り坂でアクセルとブレーキを自動制御して車速を自動調整し、ドライバーはステアリング操作に集中できる「DSR」(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)を搭載。さらにステアリング蛇角、登坂角、車両傾斜角、方角をディスプレイに表示する「オフロードスクリーン」を装備している。一部グレードには、「オフロードコンフォートサスペンション」も装備した。

COMANDシステムには、車両状態がひと目でわかる「オフロードスクリーン」が。ラゲージは421~1,235リットル(VDA方式)と余裕のある容量だ

安全性では、自動緊急ブレーキで追突回避や被害軽減をサポートする「CPAプラス」と、疲労や眠気を検知して注意を促す「アテンションアシスト」を標準装備。車間距離維持と渋滞追従機能を備えた「ディストロニック・プラス」や、ドアミラーの死角範囲の危険性を警告する「ブラインドスポットアシスト」などを含む安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」を設定している。

また、駐車時の安全性向上やストレス軽減のため、パーキングアシストリアビューカメラを標準装備化した。縦列駐車などを行う際に、ステアリング操作を自動的に行う「アクティブパーキングアシスト」も設定している。

各エンジンに組み合わされる「7G-DCT」は、なめらかなシフトチェンジが魅力。ハンドル位置は全車右のみの設定となっている

パワートレインは2種類を設定。「GLA 180」には1.6リットル直4ターボエンジンを、「GLA 250 4MATIC」は2リットル直4ターボエンジンを搭載する。全グレードともECOスタートストップ機能(アイドリングストップ機能)を備え、ミッションは7速デュアルクラッチの「7G-DCT」が組み合わされる。

「GLA 45 AMG 4MATIC」も搭載エンジンは2リットル直4ターボだが、こちらは最高出力360PS、最大トルク450Nmを発揮するモンスターマシン。4WDシステムもパフォーマンス志向の「AMG 4MATIC」を搭載し、高速走行時の安定性やハイスピードでのコーナリングに対応している。

「GLAクラス」は車両本体価格344万~730万2,000円。全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークで発売されるが、一部グレードは納車が今年秋以降となる見込みだ。

「GLA 45 AMG 4MATIC Edition 1」はボディサイドに専用のデカールを採用。20インチ10スポークアルミホイールや、フリックとリアスポイラーに専用のエアローパーツを装着するなど、モータースポーツスピリットあふれる仕様になっている

なお、「GLA 250 4MATIC Edition 1」(全国で300台)と「GLA 45 AMG 4MATIC Edition 1」(同600台)もそれぞれ限定発売される。ホイールやフロントグリル、専用カラーの設定など、オリジナルの仕様となっている。