本田技研工業は30日、圧倒的存在感のある独自のスタイリングと新感覚のライディングフィールを追求したという大型二輪車「NM4」の第2弾モデルとなる、「NM4-02(エヌエムフォー ゼロツー)」を6月10日に発売すると発表した。価格は116万1,000円。

NM4は、「近未来」と「COOL」を開発のテーマに設定し、これまでのモーターサイクルとは一線を画した独自のスタイリングを実現したというモデル。4月に発売された第1弾モデルの「NM4-01(エヌエムフォー ゼロワン)」と合わせ、2タイプのバリエーションを用意している。

「NM4-02」。カラーは「パールグレアホワイト」

NM4シリーズは、スタイリングのテーマを「フロントマッシブスタイリング」と「コックピットポジション」に設定し、フロントデザインは大胆な面構成のフェアリングと、フェアリング前端部にLEDウインカーランプ、後端部にはサイドミラーをビルトインした独特のレイアウトとなっている。NM4-02では、リア回りにもボリューム感を持たせ、小物の収納が可能なユーティリティーボックスを搭載して実用性も考慮されている。

また、ライダーがマシンに潜り込むようなライディングポジションと、独特な視界の広がりがもたらすコックピットポジションを、650mmの低いシート高とアジャスタブルタイプのバックレストによって可能にし、ライダーと車両が一体となるようなシルエットを実現。

「NM4-01」。カラーは「マットバリスティックブラックメタリック」

エンジンはNM4-01と共通で、低・中回転域で力強いトルク特性の水冷・4ストローク・直列2気筒745ccに、マニュアルトランスミッションを自動変速化したDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を搭載。NM4-02の専用装備としては、リアボディーのユーティリティーボックスのほか、左側のフロントユーティリティーボックスにETC車載器を装備し、5段階の温度調節が可能なグリップヒーターも採用されている。カラーバリエーションは、「マットバリスティックブラックメタリック」と「パールグレアホワイト」の2色を設定。