貝印はこのほど、同社が運営する「スマートシェービング倶楽部(SSC)」において、22~59歳の働く男性800人と働く女性100名の計900名を対象に、「男性ビジネスマンのヒゲマナー調査」を実施した。調査期間は2014年4月12~13日の2日間。

何歳ごろからヒゲを伸ばすようになったか

社会人になって何歳ごろからヒゲを伸ばすようになったかという質問には、20代が「23.6歳」と最も若い年齢を回答。次いで30代の「26.5歳」と続き、若手社員は20代半ばで"ヒゲデビュー"していることがわかった。一方で、40代以降のベテラン社員においては、「30代半ばで初めてヒゲを伸ばし始めた」と答えた人が多かった。若手とベテラン社員のヒゲデビューには16歳も年齢差があり、"ヒゲデビュー"時期の若年化が進んでいるという結果になった。

「勤務時にヒゲを生やしていますか?」という質問に、「常に生やしている」と答えた割合を年代別にみると、20代が6.3%と最も高かった。「時々生やしている」(22.8%)と合わせて20代の約3割が「生やしている」と回答。若手社員ほど、ビジネスシーンにおけるヒゲの抵抗感が薄れてきていることが読み取れる。

各世代別のヒゲの印象について、若手社員は中堅・ベテラン社員と比べて、「ヒゲが好ましくない」という印象を持たれやすいという結果になり、その一番の理由は"お客様や取引先の印象"だった。なお、「ヒゲが好ましくない」理由として、「貧乏くさい」「不潔な印象を感じる」「清潔にしてほしい」といった回答が多く挙がった。若手ビジネスマンの"ヒゲデビュー"が若年化する一方で、若手らしい清潔感のあるヒゲをキープすることが大切であるという結果になった。

各世代のヒゲの印象

「どれぐらいの期間ヒゲを生やし続けていますか」という質問には、50代のうち20.8%が、「10年以上生やし続けている」と回答。40代(7.7%)、30代(6.4%)と比較しても、最も長いことが明らかになった。また全体としては、ヒゲを生やし続けられる期間は「3カ月未満」が7割と最も多かった。

ヒゲを生やしている理由に関して、全体では「ヒゲを剃るのが面倒」が1位となった。しかし、50代においては「お洒落・自己表現や顔の印象を考えて、意図的にヒゲを生やしている」との回答が58.6%と最も高く、逆に「ヒゲを剃るのが面倒」(37.5%)は他の年代よりも低かった。50代男性には、たしなみとしてヒゲを楽しんでいる人が多いことが読み取れる結果となった。