福岡県田川市魚町の風治八幡宮、彦山川で、福岡県の五大祭りのひとつ「川渡り神幸祭」が開催される。期間は5月17日~18日。

華やかな神輿が川に入る「川渡り神幸祭」の様子

色鮮やかな神輿と山笠が川に向かって練り歩く

同祭りは、疫病が流行した際、氏神である風治八幡宮にその終息を祈願し、成就の礼として奉納したことをきっかけに、450年近くも続いているもの。1年に1度、神輿にのった風治八幡宮の神様が川向こうの「お旅所」まで行幸し、各山笠がその供をするというストーリーで行われる。

1日目の行幸では「白鳥みこし」と「風治みこし」の2基に1番~11番の山笠が続き、神社を出発して町内を練り歩いたあと彦山川へ向かう。川に到着後はみこし2基が川の上流下流に分かれて進んだのち、各山笠が「ガブリ(山笠を前後に倒す)」を実施。上陸のため彦山川下流に向かったあと「山笠の競争」が行われる。

2日目は、神輿の安全を願う「頓宮還幸祭」「獅子舞奉納」が行われたあと、行幸をスタート。神社ではみこしの帰還を祝い「獅子舞奉納」が行われ、次年度の当番地区へ「役」の受け渡しを行う「受け渡し式」で祭りは幕を閉じる。