富士重工業は12日、スバルのコンパクトカー「トレジア」に改良を施して5月30日に発売すると発表した。今回の改良では、経済性とインテリアに焦点を当て、燃費性能の向上や内外装のリフレッシュを図っている。価格は162万8,000円~213万1,000円。

「トレジア 1.5i-S」

新開発の1.3Lエンジンは、アトキンソンサイクル方式の採用により燃焼効率を高めるなどして、11%の燃費向上を実現。バルブタイミングの最適化や新開発エキゾーストマニホールドの採用によって出力も向上させ、キビキビとした走りと優れた燃費性能を両立させたとのこと。また、1.3L車と1.5L車(2WD車)は、アイドリングストップの標準採用などにより、平成27年度燃費基準+10%を達成し、エコカー減税の対象として自動車取得税80%、重量税75%減税となる。

「トレジア 1.5i-S(2WD)」コクピットイメージ(ナビゲーションシステムはディーラー装着オプション)

インテリアは、フロントドアガラスにスーパーUVカット+IRカット機能付ガラスを採用したほか、センターパネルをピアノブラック調に、メーターフードからダッシュボード周りを統一感のあるデザインに変更。エクステリアには、スバル統一モチーフであるヘキサゴングリルとハニカムメッシュデザインの新造形フロントグリルを採用し、安全面では、緊急ブレーキシグナルを全車標準装備としている。