ディズニー映画『アナと雪の女王』の勢いが止まらない。ゴールデンウィーク期間中には、『アルマゲドン』(1998年)の135億円を突破し、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンの歴代興収1位になる見込み。その主題歌「Let It Go」の人気が、カラオケ業界にも波及している。

May J.『レット・イット・ゴー ~ありのままで~(エンドソング) (90秒ver.)』のジャケット写真

同曲は、洋画版はデミ・ロヴァート、日本語吹き替え版はMay J.が担当。3月12日に発売されたサウンドトラックは、3月24日付のオリコン週間アルバムランキングで9位に入ると、その後5位(3/31付)、4位(4/7付)、3位(4/14付)、2位(4/21付)、3位(4/28付)、4位(5/5付)と上位をキープし、映画サントラとして『タイタニック』以来(1998/4/6付~6/29付)、15年10カ月ぶりの6週連続トップ10入りを果たした。

日本語吹き替え版では、エルサ役の松たか子、アナ役の神田沙也加の歌声にも注目が集まり、世界25カ国語で歌った同曲の映像では、松が担当したパートの反響が多くのメディアに取り上げられた。そしてその人気は、カラオケ業界にも。業務用通信カラオケシステム・LIVE DAMの週間ランキング(4/20~4/26付)では松たか子版が2位、May J.版が3位、イディナ・メンゼル版が15位と3曲の「Let It Go」が上位にランクインした。

また、6万以上のコンテンツを配信しているスマートフォン向け総合エンタメアプリ「UULA」では、デミ・ロヴァートのMV「Let It Go」が3月12日から、May J.のMV「レット・イット・ゴー ~ありのままで~(エンドソング)(90秒ver.)」が4月9日から配信され、デイリー再生ランキングで、ほぼ連日1位と2位を独占。4月11日から配信をスタートしたMay J.版のカラオケ「Let It Go ~ありのままで~[Heartful ver.]」は以降、アプリ内のカラオケデイリーランキングで1位をキープ(4月26日時点)し、同サービスの1日における再生回数で過去最多記録を更新した。

人々の「歌いたい」という要望に応える形で、4月26日から一部劇場で「みんなで歌おう♪歌詞付版(2D字幕・吹替)」が公開スタート。上映中に歌詞の字幕を見ながら思い思いに歌って楽しめるという客席参加型の新たな試みが、話題を呼んでいる。鑑賞欲から歌唱欲へ。"アナ雪旋風"は映画から音楽、そしてカラオケへと広がりを見せている。




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