マツダは16日、「MX-5」(日本名「ロードスター」)の誕生25周年を記念した特別仕様車「Mazda MX-5 Miata 25th Anniversary Edition」を、「ニューヨーク国際自動車ショー」で世界初公開すると発表した。

「Mazda MX-5 Miata 25th Anniversary Edition」(米国仕様車)

「MX-5」(ロードスター)は、「走る歓び」を訴求する同社のクルマづくりを象徴する商品。1989年の発売以来、ライトウェイトスポーツカー特有の「Fun」(楽しさ)を一貫して提供することにより、国や文化、世代を超えた支持を得てきた。累計生産台数は94万台を超え、「2人乗り小型オープンスポーツカー販売台数世界一(90万台以上)」として、ギネス世界記録に認定されている。

「Mazda MX-5 Miata 25th Anniversary Edition」は、25年分の「Fun」を集約させたという特別仕様車。電動ルーフを採用した「パワーリトラクタブルハードトップ車(6MT・6AT)」をベースに、ソウルレッドプレミアムメタリックの外板色、ルーフ・Aピラー・ドアミラーのブラック塗装、オフホワイトのレザーシートおよびドアトリム、手塗り仕上げのインテリア装飾パネル、ビルシュタイン製ダンパーなどを採用している。

また、「MX-5」の次期モデルに採用する新開発の「SKYACTIV(スカイアクティブ)シャシー」も初公開。この展示はエンジンとシャシーを組み合せたものであり、SKYACTIV搭載車初となるフロントミッドシップエンジンと後輪駆動のレイアウトを示しているという。歴代「MX-5」の中で最もコンパクトなレイアウトを実現しつつ、エンジンをさらに中央寄りに配置するとともに、低重心化も図る。高い剛性・衝突安全性能を確保しながら、車両重量は現行モデル比で100kg以上の軽量化をめざすとしている。