大物で驚かされたのはこちら。「痛自転車」だ。といっても自転車そのものにアニメのキャラなどをプリントしているのではなく、ペダルをこいで自転車のホイールを回すと、そこにイルミネーションでさまざまなイラストが出現するのだ。これは人の目の残像効果を利用したものなので、写真ではちょっとお伝えしづらい。何となく絵が浮かんでいるのはわかるだろうか。これもぜひ超会議3で見ていただきたい。
ニコニコ動画には「ニコニコシルバー部」というタグがある。いわゆるシルバーアクセサリなどの作成動画につけられるものだ。そう、ニコニコ動画にはシルバーを使ったクラフト活動を行うジャンルが存在するのだ。今回出展するこちらの作品は、ネットで流行した「ホモォ」をシルバーで作ったもの。さらに、同サークルでは現在、声優アイドルを目指している未夜(みーや)さんを応援するために、シルバーアクセサリやアイドルグッズが手に入るクラウドファンディング企画も行っているという。
米Oculus VR社が開発したバーチャルリアリティ用ヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift(オキュラス・リフト)」を活用した「ミクミク握手」。こちらも写真では伝えにくいのだが、実際に体験してもらえればそのすごさはすぐにわかる。目の前に初音ミクが出現し、握手した腕を振れば初音ミクも動き、引っ張れば嫌な顔をする。完璧に連動した握手マシンのおかげで、本当に初音ミクと触れ合っているような感覚が得られるのだ。
また、プログラムを切り替えてジェットコースターも体験したのだが、こちらの迫力もすごかった。頭では「これはバーチャル、これはバーチャル」とわかっているのだが、現実には不可能な角度で落下するときなどは足がすくんで思わずしゃがみこんでしまいそうになった。これも超会議3でぜひ体験してほしい。
この他にもまだまだあるが、残りは写真でご覧いただきたい。もちろん、ここで先行展示されたもの以外にも、超会議3「まるなげひろば」にはたくさんの作品が展示される。なお、本稿で紹介した作品はあくまで5日の段階でのものであり、超会議3当日はさらにグレードアップして展示される可能性があることも付け加えておく。
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プロが作成したニコニコ超会議の飛び出す絵本 |
この日は実物は登場しなかったが、1/1スケールの戦車も登場する予定。Oculus Riftを使った射撃も |
今年もパンツが空をとぶ! |
製作者同士がそれぞれの作品を組み合わせて遊ぶ場面も |
デジタルからアナログまで、さまざまなジャンルが融合して独自進化を続けるニコニコの「作ってみた」。その集大成となる作品たちを、この機会にぜひ体験してみよう。