真夏の大型アニメソングライブイベント「Animelo Summer Live 2014 -ONENESS-」(以下アニサマ)の記者発表会が18日、都内で開催され、第1弾参加アーティストやテーマソングが発表された。
アニサマは、2005年にスタートしたアニソンライブイベントで、アーティストたちがレーベルの枠を越えて集結。今年は8月29日、30日、31日の3日間にわたってさいたまスーパーアリーナで開催される。ここ数年、同会場ではスタジアムモードでの開催が定着しており、昨年からは開催日程を3日間に拡大。名実ともに国内最大のアニソンフェスイベントとなる。
10回目の節目を迎える今回は、8月29日にALTIMA、ZAQ、JAM Project、sweet ARMS、茅原実里、fripSide、30日にangela、栗林みな実、GRANRODEO、FLOW、三澤紗千香、三森すずこ、ももいろクローバーZ、31日に小倉唯、鈴木このみ、田村ゆかり、水樹奈々、宮野真守、May'n、ゆいかおり、LiSAが出演アーティスト第1弾として発表された。
大きなトピックとしては、JAM Projectが3年ぶりにアニサマの舞台に帰還し、昨年に引き続きももいろクローバーZの出演が決定。アニサマでは例年、数回に分けて出演アーティストを追加発表するため、今後も豪華アーティストの出演が予想されるとともに、このライブでしか見られないスペシャルコラボなども期待される。チケット価格は全席指定8,700円(各日)で、「アニメロ」各サイトおよび「animeloLIVE!」会員限定のチケット最速先行予約が4月1日15:00より開始。一般発売は6月29日10:00にスタートする。
そして今年のアニサマのテーマは「ONENESS」に決定。この楽曲は2005年に開催された初回アニサマのテーマソング曲であり、奥井雅美が作詞作曲を担当した楽曲。2014年版では服部隆之がアレンジを担当し、オーケストラの音をふんだんに取り入れたシンフォニックなサウンドに仕上がっているという。
ジェネラルプロデューサーの齋藤光二氏は「10回目は通過点で、アニサマは毎年がお祭り。これからも変わらず続けて行く意志を込めました」と楽曲に込めた想いを語り、奥井は「アニソンにはみんなを、世界をひとつにする力があると思っていて、それをテーマにしました。まさかこんなに長く続くイベントになるとは思わなくて、全てを懸けた楽曲でした。服部先生にアレンジしていただいた新しいバージョンには、オーケストラやたくさんの方々の手が入っていて、何倍何百倍も魅力的になっていると思います」と新バージョンの仕上がりを語っていた。
会見には出演者から奥井雅美、栗林みな実、May'n、LiSA、angela、三森すずこ、三澤紗千香、鈴木このみが登場。奥井が10年前の会見用で思わず泣いてしまった映像を見てもらい泣きする一幕や、angelaのKATSUとatsukoが「fripSideです」「ミルキィホームズです」と名乗って会場を笑わせるなど、固くなりがちな会見の場を和ませていた。17歳の鈴木このみは「テーマが『ONENESS』なので、みんながひとつになれるような巨大なバズーカ砲を撃ってみたいと勝手に思っています」と大器を感じさせるような発言もみられた。
また、会見中にはスケジュールの関係で出席できなかった水樹奈々から会見場に電話が入るサプライズも。水樹は「代々木でみんなで涙を浮かべて歌った『ONENESS』など思い出がたくさんあります。当時は今のようにアニソンフェスがある時代ではなくて、みんなでゼロから作ったイベントでした。そんなイベントが10年続いたのは皆さんの応援のおかげだと思います。これぞアニサマというステージをお届けしますので、応援よろしくお願いします!」と熱いメッセージを寄せていた。
(C)Animelo Summer Live 2014/MAGES.